藤末さくら先生の
「春夏秋冬Days」を読みました。
この漫画は、大学卒業時に妊娠した吉乃と、
独り身を満喫するなべさん、
そして人気小説家でありながら独身を貫く瑠璃、
学生の頃は同じ時を過ごしていたのに、大人になるにつれて
生き方も価値観も全く異なってしまった三人の人生を描いたヒューマンドラマです。
「春夏秋冬Days」で検索して下さいね。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
春夏秋冬Days のあらすじ
この漫画の主人公である前田吉乃は
30歳を目前に控えたアラサーの女性です。
大学卒業と共に妊娠、そして結婚をした彼女は、
彩実という可愛らしい女の子を
子供に持ちながら毎日幸せな生活を送っていました。
そんな中、ある日彼女は高校の時に仲が良かった二人に誘われて、
約十年振りに三人で遊びに行くことが決まります。
この時、吉乃は旧友と会えることを楽しみにしていたのですが、
久しぶりの友人との出会いをきっかけに
吉乃の人生は大きく変化していってしまうのです。
この漫画はそんな人生の転換期を迎えた吉乃の姿を描いた漫画なのですが、
彼女以外にも漫画内ではもう二人重要な女性が登場します。
一人はたちばな瑠璃、昔から文章を書くことが好きだった瑠璃は、
現在人気小説家として知名度を上げている女性です。
二人目である田辺弥生、通称なべさんは、一時期結婚していたものの
夫と揉めたことがきっかけで、現在独り身を謳歌している女性です。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
春夏秋冬Days のネタバレと感想
結婚をして幸せな毎日を送っている吉乃に対して、
極度に結婚を嫌う瑠璃と
離婚してしまったなべさんは、正反対の人生を送っている人たちでした。
学生時代は同じグループで一緒に喋っていたはずなのに、
すっかり進む道が変わってしまった三人の女性のドラマは、
それぞれがそれぞれに悩みや葛藤を抱えていて、
私自身様々なことを考えさせられました。
その中でも特に私が気にかかった所が、
吉乃がある一人の男性に恋をしてしまった事です。
吉乃は既婚者であるにも関わらず、
偶然出会った高校時代の後輩、宇田川くんに恋をしてしまいます。
宇田川くんと仲良くしているなべさんに嫉妬してしまったり、
彼女は既婚者として絶対に抱いてはいけない感情を抱くようになるのですが、
もう30年も年を重ねているだけあって、
彼女は「既婚者」という自分の立場を十分に理解した上で
恋をしている自分自身に罪悪感を抱いてしまいます。
学生時代は何も考えず恋愛に突っ走ることができたのに、
大人になればなるほどそんな当たり前だったことが
難しくなるんだ、ということを改めて思い知らされました。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
春夏秋冬Days まとめ
最後のシーンで宇田川くんが吉乃のことを抱きしめながら、
「俺とつき合ってください」というシーンには、
ハラハラしてしまいました!
絶対に叶わない、叶えてはいけない恋愛に
身を焦がしてしまった二人の今後が気になりました。
「春夏秋冬Days」は五巻で完結しています。
この漫画は、「大人」の恋愛を楽しみたい人におススメする漫画でした!
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら