庄司陽子先生の作品、
「春・飛行」を読みました。
富豪の家に生まれた天真爛漫なヒロインが
家族や友人に見守られながら、
恋をしたりスポーツに打ち込んだりして成長していく物語です。
庄司先生といえば長期連載中の「生徒諸君」が有名で
個人的にも好きな作品ですが、この作品は初めて読みました。
庄司先生の作品らしく、素朴で魅力的なキャラクターと
前向きな内容でとても面白かったですね。
主人公だけでなく他のキャラクターもほぼみんないい人ばかり
だというところも良かったです。
「春・飛行-四記-」で検索して下さいね。
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春・飛行-四記- のあらすじ
主人公の小笠原春(おがさわらしゅん)は
富豪・小笠原家の娘。長女・冬子(とうこ)、
次女・秋穂(あきほ)、長男・夏央(なつお)の
4人姉弟で育った末っ子です。
長女の冬子の結婚式の日、
冬子が養子だったことを知り、
春たちは驚きますが「血がつながっていなくても冬子は姉だ」と
改めて姉弟の絆を強めるのでした。
春の天真爛漫なキャラクターが良かったです。
明るい笑顔が魅力的なヒロインですね。
「日本武道を嗜む」という小笠原家の家訓のせいか、
おしゃれにも恋にも全く興味がなく、
剣道一筋に育ってきた春。
高校時代にはインターハイ優勝も達成しました。
そんな春は両親の反対を押し切って、
男子ばかりの体育会系大学・国誠館大学へ進学します。
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春・飛行-四記- のネタバレと感想
そこでますます剣道に打ち込む春は、
一年生ながらライバルがひしめく剣道部の大会メンバーに選ばれます。
そんな剣道漬けの毎日を送っていたある日、
春は突然同じ剣道部の先輩・戸部(とべ)に告白されて・・・。
春の良くも悪くも真っ直ぐなところがよく伝わってきて良かったです。
未経験の恋について恥ずかしがらずに
人に相談できる素直さは羨ましくなるほどでした。
何といっても、小笠原家の長女・冬子が
幸薄いというか受難の人という感じでした。
養子だったということもそうですが、
結婚したばかりの夫を突然亡くしてしまったり。
でも、冬子も主人公の春も、
庄司先生の描くキャラクターはみんな前向きで芯があって強く、
読んでいてなんだか元気づけられます。
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春・飛行-四記- まとめ
作品の内容自体が前向きなものですし、
キャラクターたちも飾らないというかとても純粋で魅力的でした。
小笠原家という富豪の一家を中心にストーリーが展開されていますが、
お金持ちだからといって嫌味なところはなく、
小笠原家の絆の強さが印象的でした。
家族や友情、恋についても等身大で描かれていて
子供から大人まで楽しめる作品だと思います。
この作品は全15巻で、完結しています。
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