木虎こん先生の
「シャントラ-絶対依存の歌姫-」を読みました。
心を失ってしまった歌姫と、悪魔に魂を売った作曲家、
そして高貴な悪魔の、歌姫の心を取り戻すために
旅を続ける壮大な物語です。
「シャントラ―絶対依存の歌姫―」で検索して下さいね。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
シャントラ―絶対依存の歌姫― のあらすじ
この物語は音楽ユニット
“Chant-LA”(シャントラ)の楽曲を基に作られています。
アニソンシンガーの鈴木このみさんをモチーフに、
小説家であり作曲家である囚人さんが書き上げた物語、
そしてそれを鈴木このみさんが
歌うためのユニットが“Chant-LA”なのです。
さらにそれを木虎こん先生がコミック化されました。
この壮大な物語は楽曲から始まったのですね。
私は最初にコミックを読んでみたのですが、
ファンタジーとかライトノベルに慣れていないせいか、
正直初見では内容に入り込みづらさを感じました。
そこで実際に鈴木このみさんが歌う
“Chant-LA”の曲を聞いてみたのですが、
何かそこですとんと落ちたのです。
鈴木このみさんの美しく高い歌声、
哀愁の漂う囚人さんの楽曲に
このコミックの世界観が本当にマッチしていて
(原作がこちらなので当たり前なんですけど)
より深く物語を理解することが出来ました。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
シャントラ―絶対依存の歌姫― のネタバレと感想
作曲家のアノン・ルシオールと
悪魔のコラール=イノ・ゼルベプフ、
歌姫ルビ・クロシェットは旅をしています。
この旅は心をなくした歌姫ルビに、
心を取り戻させるためのものなのです。
旅をしながらターゲットと呼ばれる人間のもとへ行き、
アノンが作曲した曲をルビが歌います。
すると心を無くしてしまったルビに、
感情を取り戻させることが出来るのです。
その感情とは“飢え”“我慢”“羞恥心”“思い遣り”など、
人間の心をつかさどる一つ一つのパーツの事です。
ターゲット自身が忘れたり失ったりしている感情を、
聞かせる事で呼び起させることもできるようです。
第一楽章では“飢え”というものを知らない領主に歌を聞かせ、
第二楽章では特攻部隊の兵士たちへ鎮魂歌として“思い遣り”を歌い、
第三楽章では歌をなくしたシンガーに“憧れ”を思い出させます。
「心ない人」ってよく耳にしますが、
彼らはそういう人間をターゲットにしているのではないでしょうか。
心を失ってしまった人が、心ない人に心を教えに行く。
そういう旅なのではと思います。
ルビの幼馴染であるアノンはこの旅のためにコラールに魂を売り渡しています。
悪魔の契約のもとにアノンの命は保障されコラールに庇護されています。
そして悪魔の超級魔法による“次元転生”で移動を続けているのです。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
シャントラ―絶対依存の歌姫― まとめ
彼らの旅はまだまだ始まったばかり、
果たして歌姫は心を取り戻すことができるのでしょうか。
これは続きが気になります!
「シャントラ-絶対依存の歌姫-」は3巻まで出ています。
コミックを読んだ後にぜひ“Chant-LA”の曲を聞いてみてください。
より深い世界観を堪能することができるはずです。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら