南波あつこ先生の
「先輩と彼女 2巻」を読みました。
この漫画は、好きな人がいる男に恋をしてしまった主人公、
都築りかの切ない片思いを描いた恋愛漫画です。
「先輩と彼女」で検索して下さいね。
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先輩と彼女 2巻のあらすじ
この漫画の主人公である都築りかは、
美野原圭吾という一個上の先輩に片思い中の女の子です。
りかは、圭吾に初めて会った瞬間から恋に落ちてしまい、
圭吾と同じ研究会に所属することを即決してしまうくらい
彼に対して一途な恋心を抱き続けています。
しかし、圭吾にはりかに会う前からずっと好きだった
沖田葵という先輩がいて、
りかは、圭吾の目には葵以外の女性が見えていないことを知ります。
それでも圭吾のことが大好きで、
気持ちを諦めきれないりかは思わず圭吾に告白してしまうものの
「なーに言ってんすか!!」
と告白をまともに受け取ってもらえず、
りかは圭吾に振られてしまったのです。
それからというものりかは、
圭吾の心をずっと独占している葵に対して
密かな敵対心を抱くようになります。
そんな中、
ある日、研究会のメンバー総出で
夏祭りにいくことが決まります。
りかは、夏祭りを機に
圭吾と仲を深められるのではと考え、
浮かれていたのですが、
そこで圭吾は偶然、涙で目を一杯に溜めた沖田葵に遭遇します。
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先輩と彼女 2巻のネタバレと感想
それを見た圭吾は、りかに目もくれず
葵の下に駆け寄ります。
りかの宿敵である沖田葵は、
ショートカットではつらつとした印象を
抱かせる二個上の先輩です。
写真で見る葵はいつも笑顔でいるだけに、
泣いている姿はとても印象的でした。
圭吾の視点からすれば、
自分がずっと思いを寄せている女性が
目の前で泣いているのですから、
駆け寄りたくなるのは当たり前の感情だと思います。
しかし、りかは圭吾のことが本当に大好きで、
少しでも距離が縮まったと思っていただけに、
りかを放置して、
葵に駆け寄っていく様を眺めているのは、
つらかったんじゃないかと思います。
そして夏祭りを機に、
葵には彼氏がいることを知ります。
葵に片思い中の圭吾に恋をしているりか、
彼氏がいる葵に恋をしている圭吾、
互いに似た者同士のこの恋愛関係は、
誰かが幸せになれば誰かが絶対に悲しむことになるので、
読んでいて切なくなりました。
りかは圭吾もまた
自分のように報われない恋をしていることを知り、
「やっぱりかなわないかもしれない。」
と思ってしまうのです。
冒頭で圭吾は、告白してきたりかに対して
「…度胸あんね」
と返答するのですが、
最初はこの言葉の意味が分かりませんでした。
しかし、葵には彼氏がいるということを知って、
この言葉は告白できない圭吾自身を皮肉っているものだと分かり、
切なくなりました。
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先輩と彼女 2巻 まとめ
皆が皆違う相手を好きになってしまうという、
恋愛の切なさを描ききった漫画だと思いました。
「先輩と彼女 リマスター版」は八巻まで出ています。
この漫画は、両想いの恋愛がいかに幸せなのか思い知らされる漫画でした。
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