小藤まつ先生の
「桜アイロニイ」を読みました。
今日は中学最後の日。
咲くか散るか…、
あたしは今日先生に告白します。
“早く大人になりたい”ってほんとの意味なんてわからずに
ただそう願ってた、
甘酸っぱい青春ラブストーリー。
「桜アイロニイ」で検索して下さいね。
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桜アイロニイ のあらすじ
吉野千歩(15)は染井先生(32)が好きで、
卒業式の日に告白しようと決心していました。
自分はちびだし童顔だし、
少しでも大人の女性に近づきたくて
勝負の?ヒモパンで登校してきたちょっとズレてる千歩(笑)
友人のやっちゃんはオシャレでメイク上手だし、
カナちゃんは恋愛上手。
初潮もまだの自分は子供のように思えて、
早く大人になりたいと願ってる千歩です。
染井先生は2年生の時の担任で、
理科の先生で園芸部の顧問もしています。
桜の季節…春蒔きの種はソメイヨシノが散る頃が
ちょうどいいといっていた先生。
ソメイヨシノ…染井と吉野…、
何か縁があるのかもなと話した思い出の日から2年・・・。
いざ告白!という場になってなかなか言い出せない千歩、
なんとかアドレスを聞き出すだけで精一杯だったのですが…。
わかるなーこんな気持ち!
このぐらいの頃のあの感情、
身に覚えのある人も少なくないんじゃないでしょうか!?
そんな卒業式の日に千歩の前に現れた男子がいて、それが天城学。
2学期に転校してきた他のクラスの男子で、
千歩は知らなかったのですが…なんと彼は
初恋の相手・ガクちゃんだったのです!
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桜アイロニイ のネタバレと感想
親の離婚で半年前に三島から天城に
名字が変わっていたガクちゃん。
千歩にとっては…二度と会いたくない相手だったのです。
小3の時千歩を「パンダ」と呼んでいた彼は、
いじわるで嘘つきでいつも男子の中心になって悪さして、
千歩を泣かせて笑ってた因縁の男子。
当時ガクちゃんに告白した千歩を突き飛ばして?、
パンダのパンツ丸見えで鼻血出させておきながら
「ダセぇ」と言い放った挙句…。
なぜか告白した次の日から千歩はいじめられるように
なったという辛い過去があったのでした。
それはガクちゃんが転校するまでの半年間続いて、
思い出すたびくやしくて悲しくて、
千歩は今でも好きな人に自分の気持ちを伝えるのが怖いのです。
だけど…それでもまた恋をしてしまう人の性。。。
特に中高生の頃って、
やたらと恋愛感情に敏感になりますよね~。
あの頃の気持ちをふと思い出してしまいます。
千歩には万由ねーという9歳年上の姉がいて、
小さい頃からずっと千歩の理想でした。
綺麗で頭も良くててしっかり者のおねーがみんな大好き。
そんな自分にとっての自慢で憧れの姉が…!?
なんと染井先生と付き合ってるをわかって大ショック!
…こりゃ落ち込むのも無理ないわな。。。
さらにガクちゃんが染井先生の子供だった!
という驚愕の事実判明でダブルショーック!!
いろいろあってだけどガクちゃんの助言もあって、
先生に思いを伝えることを今度こそ決心した千歩。
気持ちが燻ったまま消化しきれないのは
まだ何もしてないからだと気づいたんですね。
たとえ報われることがなくても
ずっと伝えたかった気持ちを伝えたとき…。
憑きものが落ちたみたいに気持ちはスッキリして、
心のモヤモヤがスーっと消えていったのです。
ひとつ大人になったね~千歩。
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桜アイロニイ まとめ
個人的には高校で同じクラスになった、
南二中出身の湯村汐里くんがお気に入りです。
かわいくてキレーでカッコイー者が大好きっ、
という彼は父親の影響でおネエ口調なんだけど、こー見えて立派な男子!
結構ツボです(笑)
「桜アイロニイ」は2巻で完結しています。
「桜アイロニイ」は恋愛を通して大人の階段を昇っていく
青春ストーリーな作品でした!
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