上田美和先生の「ピーチガール」を読みました。
黒い肌にツリぎみの目に赤い髪、
一見コギャル風の外見でいつも誤解されてしまう安達ももは、
中身は純情でとっても一途な女子高生。
対して入学してから友だちになった柏木沙絵は、
色白で男子生徒の受けも良くももとは真逆の子。
その中身はといえばなんでももものマネをするわ、
ももの好きなものをいつも横取りして自己中極まりないっ。
ももが中学の頃から好きな男の子、
東寺ヶ森一矢のことにも割り込んできて、
破壊活動を次々と仕掛けてくるっっ！
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ピーチガールのあらすじ
ももは軽く見られがちな外見でソンしちゃってるけど、
一途にとーじのことが大好きで、
さえに散々振り回されても相談にのってあげたりと、
思いやりもあってとってもいい子です。
そんなもものことをわかっていて両思いのとーじも、
奥手でさえの悪意に気づかないほどのいいヤツ。
そんなふたりだからうまくいって丸く収まってほしいんだけれど、
そう簡単にはいかないのがこの作品の面白いところですね。
まぁでもその障害を乗り越えていく過程が愛を育んだりするんだろうから、
それはそれでいいのかな（笑）
ふたりがさえの策略に翻弄されて振り回される展開に、
ハラハラやきもきしまくりで、
そのテンポのいいストーリーにぐんぐん引き込まれます。
あーもーなんで気づかないのー？！？
なんでそーなるぅーー！？と、
じれったいことこの上ない（笑）
学年一のモテ男にしてもものファーストキス略奪犯・岡安浬も、
チャラいヤツだけど何故かももに懐いて（？）て、
なんだかんだ言い合いながらもももに寄り添ってるところが、
ほんとはイイ奴じゃん！？と憎めない魅力をもってます。
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ピーチガールのネタバレと感想
カイリといるときのももは自分をさらけ出してて、
自然体でいられるようにも見えて、
言いたいこと言い合えてるし、
このふたりもそれなりにお似合いかもね～なんて思ってしまったり。
だけどやっぱりこの作品の最大の魅力は、
さえの悪役っぷりでしょうね。
なんでも自分が中心で一番じゃないと面白くない、
でもそんな子どこにでも一人はいたような。
それにしても自分の欲求を満たすためにそこまでやるか？！？
っていうことをやってくるのがさえのスゴイ（？）ところ。
感心してしまいます。
プリクラとかガングロとかコギャルとか、
当時流行りまくってたからこそ、
ちょっと懐かしくも気恥ずかしい気持ちも思い起こさせてくれます、
当時を知る者としては（照）
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ピーチガール まとめ
さえに邪魔ばっかりされるももは大変そうだけど、
でもとーじとは両思いなんだし、
カイリのような超モテ男にも言い寄られてるなんて、
端からみれば両手に華！
なんて羨ましいんでしょう！
でも当人達は必死なわけで、
人の幸せってホント周りからはわからないもんですね～（しみじみ）。
「ピーチガール」は18巻で完結しています。
「ピーチガール」は振り回される恋模様を堪能できる作品でした！
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