菅田うり先生の
「キスしてもいいころ」を読みました。
ちょっと怖い先輩と地味系女子の
恋愛模様を描いたショートストーリー集です。
「キスしてもいいころ」で検索して下さいね。
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キスしてもいいころ のあらすじ
1巻【くちびるから発熱】
野花かすみ(高1)は地味系のお裁縫女子です。
部活は手芸部で友人も普通の地味な子ばかり。
ある日、部活帰りに自転車置き場に行くと
たまたま前の男子生徒のバッグにぶつかってよろけてしまいます。
その男子生徒とは3年の目立つグループにいる鷹先輩でした。
睨まれたと思いかすみはびっくりして
自転車にぶつかり転倒してしまいます。
怖くて固まってしまうかすみ。
そして足をひねったらしく動けなくなってしまったのです。
鷹先輩はちょっとめんどくさそうですが、
自分の自転車を出しかすみに乗るように言います。
だいじょうぶです…
と小声で言っても怒ったように乗れ!という先輩。
おっかなびっくり自転車の後ろに乗るかすみ。
後ろの荷台で手はどこにつかめばいいかもわかりません。
大きな石を踏みつけ自転車はガッタンとなり、
おしりが痛くて悶絶です。
すると鷹先輩はちょっと待っててというと、
かすみと自転車をその場に置いてどこかへ行ってしまいました。
1時間ほどして戻ってきた先輩は小ざぶとんを手に持っていました。
かすみのおしりが痛くないように気を使ってくれたのです。
無事に家に帰れたかすみは
先輩を想いながら小ざぶとんに刺繍をほどこすのでした。
かわいい絵にかわいいお話という感じですね。
自転車のおしり痛いあるある、わかりますわ~。
そして小ざぶとん敷くとすごく快適な感じ!わかりますわ~。
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キスしてもいいころ のネタバレと感想
昨日の帰りだけの事かと思っていたら、
翌朝先輩は自転車で迎えに来てくれました。
尻に敷くやつ早く持ってこいよ、
とあくまでぶっきらぼうな態度ですが、
荷台にざぶとんを固定するバンドまで持ってきてくれる気の使いようです。
さらに、帰りにはかすみの部活が終わるまで待っていてくれていました。
鷹先輩はとにかく無愛想でかすみともほとんど話しませんが、
かすみは荷台で揺られながら先輩の大きな背中にどきどきしてしまうのです。
どきどきしながらも、先輩の背中にそっとキスしてしまうかすみ。
それからも足が良くなるまで先輩はずっと送り迎えをしてくれました。
足が良くなってもかすみは黙っていました。
幸せな時間が終わるのを少しでも先延ばしにしたいからです。
でも、やはりばれてしまう時がきて…。
かすみはお礼のつもりで編んでいたセーターを持って、
思い切って先輩に告白します。
言うだけ言って先輩の前から走って逃げますが、
その日の下校時に先輩は自転車置き場で待っていてくれました。
背中にこっそりキスするくらいだったら正面からしろよ、と言う先輩。
そしてふたりは晴れて正面からキスするのでした。
ハッピーエンドですね。
先輩が飛びぬけてかっこいい訳じゃないところが好ましい。
でもこういう先輩って学校にいたよな~、
なんか目が離せなくなる感じの…
という心のアルバムをめくりたくなるような、
純粋だった頃の恋心を思い出させてくれるお話でした。
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キスしてもいいころ まとめ
「キスしてもいいころ」はプチデザで5巻まで出ています。
菅田先生は絵もかわいいし、
ストーリーの構成がとてもお上手な作家さんだと思います。
先生のプチデザシリーズは全て読んでみたいと思わせてくれる作品です。
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