小川彌生先生の
「キス&ネバークライ」を読みました。
フィギュアスケートのアイスダンス競技のお話です。
同じく小川先生の作品で「きみはペット」を以前読んだことがあり、
そちらもとても面白買ったので期待大で読み始めました。
読む前はスポーツ漫画兼ラブストーリーかと思っていたのですが、
ミステリー要素もあり、アイスダンスについても
詳しく描かれていて思っていた以上に楽しめました。
「キス&ネバークライ」で検索して下さいね。
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キス&ネバークライ のあらすじ
アメリカで暮らしている春名礼音(はるなれおん)が、
妹のスケートスクールの友人・黒城みちる(くろきみちる)と
出会うところから物語が始まります。
みちるに一目惚れした礼音は、
習っていたアイスホッケーを辞めてみちると同じ
フィギュアスケートのスクールに入ります。
母親と亡くなった父親がアイスダンスの選手だったこともあり、
みちるはいつか両親のようにアイスダンスをやりたいと夢見ていて、
礼音とペアを組み少しずつ練習を始めます。
みちるはアイスダンスを指導してくれている
四方田(よもた)コーチに憧れていました。
そんなある日、些細なことからみちるは
家出をして行方が分からなくなってしまいます。
礼音がみちるを見つけた時、
「誰にも言っちゃだめ」という言葉を残して気絶するみちる。
そして同じ頃、なんと四方田コーチが強盗殺人に遭い、
亡くなってしまうのです。
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キス&ネバークライ のネタバレと感想
失踪していた時の記憶を無くしたみちるは
日本へと帰国していきます。
事件前は屈託なく笑っていたみちるが
事件後には表情をなくしてしまうのが切なかったです。
事件自体がまさかの展開だったので、
いい意味で期待を裏切られました。
みちるに対して共感できる話というより、
礼音を応援したくなるような話という印象ですね。
7年後、モダンダンサー転向した礼音はみちると再会します。
四方田コーチの弟・四方田晶(よもたひかる)と
ペア組んでアイスダンスをすることになったみちるは、
四方田コーチの面影のせいか昔の記憶が蘇ってきてしまい・・・。
まず、成長した礼音がイケメンでびっくりしました。
そんな礼音と7年ぶりにあっても一目で誰かわかり、
礼音にだけ甘えるみちるもかわいいですね。
アイスダンスをする上でのアスリートとしての苦悩だけでなく、
子供の頃のトラウマや殺人事件など、
とにかく盛りだくさんの作品でした。
もちろん恋愛要素もありますが、
ミステリーとしても大いに楽しめました。
「四方田先生が死んでるの見たかも」という
みちるのセリフからわかるように、
みちるの無くしてしまった記憶が鍵のようです。
みちるが母親の再婚相手である義父に対して
怯えのようなものを抱いていたような描写もありますし、
その辺りも気になります。
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キス&ネバークライ まとめ
アイスダンスのシーンも惚れ惚れするような作画で
単純にスポーツ漫画としても良かったです。
みちると礼音の今後の関係も事件の真相も
続きが気になって一気に読みたくなる作品でした。
この作品は全11巻で、完結しています。
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