原作:綾崎準先生 漫画:西ノ木はら先生の
「君と時計と嘘の塔」分冊版1巻を読みました。
自分を守るために嘘をついた少年の後悔をめぐる、
タイムリープの物語です。
「君と時計と嘘の塔」で検索して下さいね。
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君と時計と嘘の塔 のあらすじ
五年前から話は始まります。
杵城綜士(きじょうそうし)は当時小学6年生。
子供ながら頭が良く傲慢な綜士は、
花火は横から見ても丸いのかどうかを疑う同級生の鼻をあかしてやろうと、
お祭りの夜に白鷹高校に一人で忍び込みます。
花火の写真を撮り、帰ろうとしたところを大きな地震が起こります。
ところがとても大きな地震だったのに
校舎内の机や椅子は微動だにしていませんでした。
不思議に思いながらも走って帰る綜士。
家を出た父親からもらった大切な懐中時計を
落としたことも気づきませんでした。
綜士の家の前には同級生の織原芹愛(おりはらせりあ)が住んでいました。
芹愛は美人で頭も良く、クラスでの綜士の地位を脅かしかねない女の子です。
ある日、体力測定の高跳びで芹愛が綜士の記録を抜いてしまいました。
あっという間に人気者の座を奪われる綜士。
くやしくてたまらず、綜士はとても卑劣な仕返しを思いつきます。
自分が学校に持ってきた望遠レンズを芹愛のカバンに入れ、
盗まれたと大騒ぎをしたのです。
またクラスメイトが持ってきていた国体のメダルも、
綜士が盗み芹愛のカバンに入れておきました。
芹愛のカバンからその二つが出てきて、芹愛が犯人だと決めつけられます。
うわ~最低ですね、綜士。
そうまでして人気者になりたいんでしょうか。
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君と時計と嘘の塔 のネタバレと感想
綜士は自分のものが返ってくれば
それでいいと話の分かる人間の振りをしますが、
そこで思ってもいない事が起こります。
同級生が、警察官をやっている自分の父親に
指紋を調べてもらうと言い出したのです。
指紋を調べたら綜士が犯人であることが明らかになってしまいます。
慌てる綜士ですがその時芹愛が立ち上がり、
自分が盗みましたと言い出しました。
なぜそんなことを言ったのかはわかりませんが
結果的に綜士は助けられたことになります。
そしてその事件をきっかけに、芹愛はいじめられるようになってしまいました。
後悔とともに少しずつ大人になっていく綜士。
芹愛も孤独でしたが、綜士もまた周囲から孤立していきます。
そして綜士が高校2年生の10月10日の夜に
芹愛が駅で死んだという知らせを母親から聞くことになります。
そしてその時再び大きな地震が。
綜士が気づくといつもと同じベッドで目を覚ましました。
そして目覚めたのは10月10日の朝でした。
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君と時計と嘘の塔 まとめ
この後綜士が唯一友達付き合いをしている同級生が、
学校だけでなく社会的にも消えてしまうことになるのですが、
正直分冊版1巻では全くこの後の展開が読めません。
怪しげな登場人物が沢山出てきて、
さらに伏線も張り巡らされているのでそれが
今後どう回収されていくのかが気になります。
「君と時計と嘘の塔」は分冊版で4巻まで出ています。
大人気ライトノベルをコミカライズした、SFファンタジー作品でした。
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