小川彌生先生の「きみはペット」を読みました。
ハーバード大卒の
高学歴・新聞社勤務の高収入・170cmの高身長の
厳谷スミレは才色兼備だけれども、
その高スペックゆえに周りから疎まれることも多い日々。
5年つき合った彼氏にも浮気され別れるわ、
上司を殴って左遷されるわ、
周りの人間のやっかみの声に頭痛が治まらない。
そんな時自宅マンションの前で拾った(?)
青年ダンサーを“モモ”と名付けて“飼う”ことになり…!
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きみはペットのあらすじ
スミレは凄く努力して今の自分を手に入れたんだけど、
自分に厳しく他人にも厳しいところがあって、
誤解されることも多く周りとうまくいかない面がある女性。
恋愛相手にも自分以上の高学歴高収入高身長を
求めていたりするもんだから、
いざその条件にあてはまる男が現れたら、
“断る理由がない”なんて理屈で考えてしまったり。
大好きな人と一緒にいる時でさえ、
自分をよく見せようと必要以上にがんばり過ぎてしまい、
いつもどこか疲れてしまう不器用なヒト。
でもそれがモモの前でだけは
自然体でいられて心から安らげて、
ほんとの自分に戻れている姿に、
あぁ~なんかわかるぅーっと共感してしまいます。
そう、モモはペットだから。
ペットの前ではヒトは素直な自分でいられるんですよね。
でも、こんなスミレとモモの、
ありえないような暮らしがうまく成り立っているのは、
きっとモモがスミレのことをわかってあげていて、
最初っから大好きで、
でもその気持ちを押しつけることなく
穏やかに隠し持ちながらいつもそばにいてくれるから。
だからそんな二人の空気感に
なんとも微笑ましいものを感じてしまい、
ぐいぐい引き込まれる作品だと思います。
とっても不器用なところがあるスミレですが、
実は料理上手でモモのお世話もアレコレやっちゃうし、
なかなか人にはわかってもらえないけれど、
モモが懐く(?!)のもわかる魅力的なヒトなんですよね。
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きみはペットのネタバレと感想
モモの方も、
何を言われても卑屈になることなく
可愛さを振りまいて、
何にもできないようだけれどホントのスミレをわかっていて、
そして夢を持ってる実は結構凄いダンサーだったりで、
愛されポイントはいっぱいです。
そんな二人がペットとご主人様という関係を
キープしている絶妙の距離感がまた面白いところです。
一人じゃない安心感、
息遣いが聞こえる心地良さ、
ただいてくれるだけで、
その姿があるだけで癒される存在感、
ペットと暮らしたことがある人なら誰もが共感できるし、
そうじゃない人もそういう良い面に
憧れを感じるところだと思います。
そしてモモはやっぱり人間なので、
犬や猫以上のいろんなことを
発揮していくんでしょうね。
家の中でだけははペットでも、
やはりモモにはモモの世界があるわけで、
徐々にそのことを意識しながら
二人の関係も変化していくんだろうなぁと
先がとっても楽しみです。
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きみはペット まとめ
モモがいなくなって初めてわかるいろんなこととか、
スミレが気づいて変わっていく様子が、
今後の展開を期待させてくれます。
「きみはペット」は14巻で完結しています。
「きみはペット」は珍しい?ペットとの暮らしに癒される作品でした!
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