くまがい杏子先生の
「片翼のラビリンス」を読みました。
好きな彼を振り向かせるために時間をさかのぼるタイムリープを繰り返す女子高生。
時間をさかのぼった先で望み通りの幸せをつかむことができるのでしょうか…。
「片翼のラビリンス」で検索して下さいね。
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片翼のラビリンス のあらすじ
高校生の都には好きな男の子がいます。
その彼とは大好きなお姉ちゃんの彼氏でした。
自分の方がずっと前から彼の事を好きだったのに、
後から出会ったお姉ちゃんは一瞬で彼の心を奪っていきました。
もしも、あの時に戻れたら…。
ふたりが出会ってしまったあの時に戻れたら…
都は何度も何度もそう考えています。
そんなある日、学校の下駄箱に不思議なメッセージと
片翼をかたどった鍵が入っていました。
メッセージには“今を変えたいと強く望むのならば
このカギを使って屋上へ来なさい”そう書かれています。
不思議に思いながらもその鍵をバッグにいれたとき、
姉の彼氏の大翔(ひろと)に
優しく声をかけられ都はいたたまれずその場を走り去ります。
そこへ追いかけてきたのは大翔の友達、司でした。
司は都が大翔の事を好きなことを知っていました。
大翔の事が好きな気持ちを泣きながら司に話す都。
実はその場に都の姉、蛍と大翔も居合わせていました。
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片翼のラビリンス のネタバレと感想
都の気持ちを知り驚き、そして切ない表情をみせるふたり。
ふたりとも都を大切に思っているのです。
都は泣きながらあの鍵を手に屋上に行きます。
そしてその扉を開けた時に運命が大きく変わることとなるのです。
うーん、都はちょっと子供っぽいですね~。
美人で頭の良い姉と地味で子供っぽい自分とを
よく比べてますが、だからといってさして努力もしてないようだし。
最初のキャラの印象としてはあまり良くなかったんですが、
このあと都は少しずつ変わっていくのです。
あの鍵を使って屋上に出ようとしたときにタイムリープがおこります。
現在までの記憶はそのままに意識だけが過去にさかのぼったのです。
都は姉と大翔が出会う文化祭の一週間前に戻ることが出来ました。
ふたりが出会わないように、都は精一杯の努力をします。
そして都は大翔に告白し、返事は保留になったものの
文化祭後に無事に付き合うことができました。
デートをするものの、
大翔は都に対して好きという気持ちは持っていないようです。
ふたりで会ってもゲームをするばかりで、
それは恋人同士という感覚ではないようなのです。
そしてあんなに避けていたにも関わらず、
結局姉の蛍と大翔は出会ってしまいます。
大翔は蛍に一目ぼれし、都はふられてしまうのです。
運命は変えられないんですよ。
しかし、姉の蛍は大翔が自分を好きになったことで妹を振った事を知り、
大翔に対して激怒します。
大翔と蛍の縁はどうやら切れてしまったよう…。
しかし事態はまた大きく動きます。
親友の華ちゃんに、司と一緒に屋上に来るように言われ
都は約束通りに向かいます。
そしてそこで都は華ちゃんと司もあの鍵を持っていて、
しかも何度もタイムリープを繰り返していることを知るのです。
都が持っている鍵もふたりが下駄箱にいれておいたというのです。
なぜそんなことをしたのか…。
それは、蛍に頼まれたから。
自殺してしまった都を助けるために、
蛍が自分の鍵を都に渡すように頼んだというのです。
衝撃ですね。
司は都のことが好きなんですよ。
だから都のために大翔と幸せになる未来をつくりたかったようなのです。
そのために何度もタイムリープしていたんですね。
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片翼のラビリンス まとめ
でも…そうなると大翔はかわいそうですよね。
結局、都の恋のために大勢の人が振り回されているような…。
大翔もなんだか裏があるようなないような…。
これは続きを読まなくては!
「片翼のラビリンス」は10巻まで出ています。
タイムリープの話はよくありますが、
恋愛感情が複雑にからみあうところが新鮮な作品でした。
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