前田とも先生の
「カミツキ」を読みました。
古いものや大事にされていたものの中から時々見つかる、
命のような何かが宿る「物」。
そういうものを「カミ」と言うのだそうな。
そんな不思議なもの達が見える俺。
他の人には見えない、
これは俺だけの秘密の話…!
「カミツキ」で検索して下さいね。
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カミツキ のあらすじ
塚原八尋はガラクタ好きな高校生。
八尋にはものに宿ったカミさまが見えるんです。
そのカミさま達はとーってもキュート!
なんともメルヘンチックに描かれていて可愛いのなんのっ。
そんな可愛いカミさまに夢中で
人知れずカミさま集めをして楽しく暮らしている八尋です。
―…学校というところは怪談話がつきもので、
この学校もまたありがちな事に、
旧体育館には幽霊が出る…という噂が絶えません。
ある日隣の組の田川くんという生徒の
様子がおかしいと皆が言い出し、
彼のそばにカミさまを見た八尋は後を追います。
旧体育館に来ると
「じゃのめ」と名乗る正体不明の何かのカミさまが
「放っておけ」「旧体育館に近づくな」と警告に現れます。
そこで八尋は“カミ憑き”というものを知ります。
田川くんはカミにとり憑かれて操られているらしいのです。
カミ憑きとは、
強いカミが弱いカミを糸として人間を操る事。
小さく幼いカミは無力だけど
その分容易く強いカミの操りの「糸」になる…
自由の少ないカミが時々使う手だとか。
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カミツキ のネタバレと感想
そして憑かれた人間は放っておくと
どんどん衰弱していくというのです。
“カミの正体を当てれば憑きは落ちる”
と言われた八尋は…。
田川くんに憑いていたカミの正体を見事言い当て、
自分がその正体に気づいた理由に思いを巡らせる八尋…。
ずっと人知れず動き続けているのに
気にも止められないもの…、
そして多分この世は
そういうもので溢れているんだろう…と。
正体を当てられるとカミさまは、
一瞬気を失ったような状態になるらしく
元の物のカタチになります。
すぐにカミさまの状態に戻るんだけど
その様子がまたとってもキュートです!
クラスメイトのなぜか委員長と呼ばれている女の子。
どうやら八尋のことが好き?!なようなのですが、
何か彼女にも秘密がありそうな…?!
そしていつも何かを食べているさやか。
委員長のことが大好きで何かっていうと八尋を敵視しがち。
彼女もこれまたなにやらワケありな気がします…!
”大切にされてきたモノにはカミさまが宿る”
っていうなんとなく日本人なら理解できそうな感覚、
それが核になっているんじゃないかと思いますが、
そういうのキライじゃないです~。
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カミツキ まとめ
カミさまが見えなくたってちゃんと大事にされている…、
そうじゃなきゃカミさまなんて生まれてない気がする、
そういう八尋につい共感してしまいますね。
「カミツキ」は4巻まで出ています。
「カミツキ」は可愛いカミさまがいっぱい出てくる作品でした!
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