亜月裕先生の
「伊賀野カバ丸」を読みました。
山育ちの忍者、カバ丸が引き起こす
ハチャメチャなスラップスティックギャグ漫画です。
「伊賀野カバ丸」で検索して下さいね。
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伊賀野カバ丸 のあらすじ
良家の子女が通う私立金玉学院の院長、
大久保蘭は厳格な教育者としての半面、
陰ではホスト通いをしていて男遊びに余念がありません。
ある日、初恋の思い出のとなっている
伊賀忍者の末裔という伊賀野才蔵(いがのさいぞう)から手紙が届きます。
その手紙を読みすぐに才蔵の住む山にむかった院長ですが
才蔵はすでに亡くなっていました。
そこで彼の孫である影丸を自分の学校に通わせるため連れて帰ることにするのです
この影丸くんが主人公のカバ丸くんなのですが、
とにかくはちゃめちゃな青年です。
その身のこなしは忍者として一流ですが、
一般的な教養はまるでなくただ食欲のみの山猿のような男の子。
院長の孫の大久保麻衣(おおくぼまい)は
カバ丸の事を毛嫌いするのですが、
麻衣以外の人はなぜかカバ丸を出来る男扱いをして
カバ丸を受け入れていくのです。
懐かしいですね。
1980年頃の漫画で昭和のムード漂う少女漫画ですが、
ギャグにも毒があってテンポよく進むので今読んでみてもとても面白いです。
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伊賀野カバ丸 のネタバレと感想
金玉学院には影の裏番ともいえる組織があり、
そこを仕切っているのが表向きは清廉潔白な美青年、目白静寝です。
麻衣は靜寝に密かに憧れているのです。
不良の白川も静寝の命令を受けて生徒たちを制圧しているのですが、
入学早々カバ丸は白川のこともこてんぱんにしてしまい、
一般生徒からもカバ丸は慕われることになります。
静寝はカバ丸を取り込もうと焼きそばを奢り
手駒にしようと画策しますがなかなか思い通りにいきません。
学院の代表として駅伝大会に出場するカバ丸。
食べ物に目がくらんでウロウロしている内に
駅伝ではなく全日本のマラソン大会に乱入してしまったり、
この辺はもうドタバタのギャグ漫画で進んでいきます。
学院の名誉をかけてのぞんだ駅伝大会ですが、
カバ丸もヤキソバ走りなるもので健闘するも、
ゴール直前でパチンコ玉を投げられ惜しくも二位になってしまいます。
このパチンコ玉を投げてライバル校を優勝させたのは、
カバ丸の幼い頃の修行仲間、疾風(はやて)なのですが
彼もこの後色々とからんでくるようです。
静寝は関東学生諸星連盟という組織を仕切っていて、
ライバル校”王玉学園”はその傘下には入らないと突っぱねてきます。
静寝には学生連盟の頂点に君臨したいという野望があるんですね。
だからといって彼は悪役というわけでもないようなのです。
彼の御殿のようなお屋敷には彼を可愛がる兄達もいて、
その兄たちは野望など持っている訳でもなくカバ丸とも
キャッキャッいいながら子供のような遊びをして楽しんでいます。
そこで初めてカバ丸を伊賀忍者の末裔だと知った静寝は、
自分の野望のためにカバ丸を利用しようと考えるのですが…。
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伊賀野カバ丸 まとめ
カバ丸は院長の孫娘、麻衣の事が大好きなのですが
あんまり二人のシーンは出てこないんですよね。
山育ちで粗野なのに、麻衣に気にいられようと
ピシッと学ランを着て胸に花をつけたりしているカバ丸はとてもかわいいです。
食欲と麻衣への恋心だけで猪突猛進に突き進んでいくカバ丸はこの後どうなるのでしょうか
続きがとっても気になります。
「伊賀野カバ丸」は12巻まで出ています。
映画化、アニメ化もされ外伝なども出ている痛快ギャグ漫画の名作でした。
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