小沢真理先生の
「苺田さんの話」を読みました。
乙女系男子と人形に宿る宇宙人を中心に
人間模様を描いたキュートなファンタジーコメディです。
「苺田さんの話」で検索して下さいね。
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苺田さんの話 のあらすじ
東京のデザイン専門学校に通う臼井衣温(うすいいおん)は
一人でアパート暮らしをする男子学生です。
隣の部屋には先輩の寺野が住み、
何かにつけては衣温にちょっかいを出してくる日々。
両親は幼い頃に離婚し、
一緒に暮らしていた母親が小さい頃に亡くなるという境遇の
衣温は親戚に預けられて育ちましたが、
優しく大切に育ててもらえたため穏やかで
ちょっと天然が入った優しい性格に育ちました。
ある日衣温はベッドの下で靴下にくるまっている
“リナちゃん人形”を見つけます。
衣温の持ち物ではありません。
それよりも失くしたと思っていた靴下が見つかって喜ぶ衣温ですが、
突然リナちゃん人形が衣温に話しかけてきます。
あんたの失くした靴下の中に
なんでわたしが入っているんだろうとか疑問に思え、
というのです。
衣温はこれはきっと夢に違いないと思っているので、
人形と楽しく会話を続けます。
人形の話によると自分は
どこか宇宙から来た地球外生命体で、
気が付いたらこの部屋に漂っていてた。
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苺田さんの話 のネタバレと感想
以前の住人が飼っていた猫とシンクロして
体を借りていたが猫が死んだ後は、
次の住人の持ち主だったリナちゃん人形の体を借りている…
というのです。
衣温が今住んでいる部屋のどこかに
故郷と通じている裂け目があるはずで
部屋からあまり離れられないとも言っています。
このリナちゃん人形ですが、
手のひらに乗るくらいのサイズで最初は人形らしく無表情なのですが、
衣温との交流を重ねるにつれて
どんどん表情豊かになっていくんですよ。
すご~くかわいいのです。
しかも毒舌。以前おばあさんが住んでいた時にも
よく洋画を見たりテレビを見たりしていたので
日本語や一般常識はお手の物。
だけどどこか孤独な感じがするのは
故郷からずいぶんと離れて異世界で
暮らしているせいでしょうかねぇ。
衣温は現実のものとしてすんなりとリナちゃん人形を受け入れ、
改めて“苺田アン”という名前をつけてあげます。
苺田さんの孤独をそっと衣温が包み込んであげた瞬間でした。
衣温は洋服のデザインを勉強している学生なので、
暇さえあれば苺田さんの小さなお洋服を作ってあげます。
その洋服もとても可愛いものばかり。
苺田さんはいつも衣温の話を聞いてあげたり、
アドバイスをしてあげています。
ほのかな恋心を抱いた時も、
大切な従姉が婚約してさびしくなった時も
苺田さんは衣温を励まし気持ちを思いはかってくれるのです。
家族のような存在なんですよね。
苺田さんは人形に入っているがゆえに女の子の風貌ですが、
実際の姿は男とか女とか超越した精神体らしいので、
母親とも死に別れ父親とは疎遠になっている衣温にとっては、
時に母親のようにそして兄弟のようなかけがえのない存在に
なっていくのではないのでしょうか。
同じ学校に通う寺野先輩もモデルの岡田さんも従姉の貴名子さんも、
衣温のまわりには優しい人がたくさんいてほのぼのします。
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苺田さんの話 まとめ
ほんとに良い作品ですごく心が癒されました。
続きがむちゃくちゃ気になります。
「苺田さんの話」は6巻で完結しています。
優しい衣温くんと親父っぽい苺田さんの
キュートなほのぼのライフをつづった作品です。
久しぶりに全巻一気読みしたくなりました。
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