渡辺カナ先生の
「花と落雷」を読みました。
平凡な生活を送っていたヒロインが、
ある少女との出会いをきっかけに世界が変わるような
体験をするというお話です。
ふんわりした雰囲気の作品で、作画もとてもかわいらしいです。
静かに物語が進んでいくという印象が強いですね。
インパクトのあるキャラクターもいますが、
日常生活での些細なことに焦点を当てていて、
スムーズに物語に入り込めた気がします。
「花と落雷」で検索して下さいね。
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花と落雷 のあらすじ
二村海美帆(ふたむらうみほ)は少し内気な女の子。
合同クラスの数学の時間だけ隣の席になる男の子
・南百瀬友見(なもせともみ)に片思い中でした。
南百瀬くんが課題をやってくるのを忘れたというので
ノートを見せてあげたときに、
「ありがとう」と笑顔でお礼を言われたことがきっかけで
恋に落ちた海美帆。
それからもしょっちゅう南百瀬くんに
ノートを見せてあげたりしてそれなりに幸せに過ごしていた海美帆ですが、
突然のクラス替えにより南百瀬くんとは離れ離れに。
もともと数学の時間以外はクラスも別々だったため、
海美帆は南百瀬くんとの接点を失ってしまったのです。
ヒロインの海美帆はごく普通の女の子という感じです。
親近感がわいていいですね。
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花と落雷 のネタバレと感想
海美帆が南百瀬くんと離れ離れになってしまったことに
落ち込んでいたそんな時、
どこからか「告白したいのか」と突然声をかけられます。
思わず「うん」と返事をしてしまった海美帆。
その声の主は自称「有言実行委員会委員長」の
愛崎八千代(あいさきやちよ)でした。
それからというもの、
ことあるごとに「南百瀬には彼女はいない」
「告白するなら今だ」などと言って海美帆をけしかける八千代。
それに対して海美帆は、
はじめは「頑張っても無駄になる」と消極的だったのですが、
八千代の言葉に励まされていくうちに
告白に前向きな気持ちになってきます。
そんなある日、ひょんなことから海美帆は
南百瀬くんに数学を教えることになったのです。
初めて南百瀬くんと二人きりになった海美帆は・・・。
とにかく八千代のインパクトが強いですね。
登場のしかたも独特ですし、ミステリアスなところもあるキャラクターです。
結局、海美帆は失恋してしまいますが
自分の気持ちを南百瀬くんに伝えることができます。
振られはしたものの、清々しい失恋でしたね。
それ以降は海美帆と八千代の友情メインで行くかと思いきや、
人見知りの転校生・四宮詩郎(しのみやしろう)の存在も新たに登場して、
恋愛要素もまだまだありそうですね。
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花と落雷 まとめ
かつて八千代が助けられて、
有言実行委員会を始めようと思ったきっかけともなった人物も気になります。
ヒロインの海美帆もそうですが、
四宮くんもなんというか人間くさくていいですね。
キャラクターに特別な能力もないし、
特別かわいいというわけでもない、「等身大」な雰囲気がよかったです。
続きが楽しみな作品です。
この作品は全2巻で、完結しています。
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