南Q太先生の
「グッドナイト」を読みました。
この漫画は、
義母の言う事に逆らえない旦那を持ち、
子供を義姉に奪われた主人公、晴子の
孤独で切ない結婚生活を描いた漫画です。
「グッドナイト」で検索して下さいね。
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グッドナイト のあらすじ
この漫画の主人公である綿貫晴子は、
ボケが進行した義母の面倒を一人で見ている女性です。
昔は仲良くしていた旦那も、
年を重ね現在は他の女性と浮気関係にあるため、
他に頼れる人がおらず、
晴子は、介護の苦労から段々と鬱になっていきます。
彼女は鬱状態を
少しでも改善させるために
薬を服用しているのですが、
そんな現状に対して危険だ、
と理解しつつも、
行き場のない疲労感を発散させるために、
結局薬に頼ってしまう生活を送っています。
いくら義母と血は繋がっていないとはいえ、
旦那の母親である以上見捨てるわけにもいかず、
しかもその旦那には浮気をされているなんて、
あまりにも晴子の生活に希望の光が見えず
読んでいて胸が締め付けられるような気持ちになりました。
いっそ義母のことも、旦那のことも、
全てを投げ捨ててしまえば
今よりかは多少楽になれるはずですが、
そんなに簡単に事は進みません。
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グッドナイト のネタバレと感想
結婚した当初は、
誰もが幸せな共同生活を思い描いて結婚するはずなのに、
実際蓋を開けてみたら
こんなにつらい生活が待っているなんて、
救いようのない現実を描いた漫画だなぁ、
と心が痛くなりました。
晴子は結婚して間もない時には、
旦那、和雄とも仲が良く、
晴子に対してやけに冷たく当たる義母に対しても、
和雄が晴子の味方になってくれました。
そのため、彼女は
うるさい義母と義姉に挟まれながらも、
何とか耐え忍ぶことができたのですが、
義姉が子供を産めない身体になってしまい、
自分が産んだ子供を義姉に奪われたことをきっかけに、
ぽっかりと穴があいたように、
晴子は虚ろな目をするようになります。
彼女は絶対に自分の子供は
自分で育てたいと思っていたものの、
旦那にまで説得されてしまい、
結局最初に産んだ女の子、まほを義姉に渡すことになりました。
彼女は、まほの次に和希という男の子を産むのですが、
まほのことを諦めることはできず、
和雄に「家出ようか」と提案されるものの、
まほに会えなくなるから、という理由で、
意地悪な義姉と義母がいる家に居続けることを決めるのです。
義姉が和希に対して
「(まほと)仲良くしてね いとこどうしなんだから」
と声をかけるシーンは心を掴まれました。
本当は姉弟であるはずなのに、それを言うことは叶わず、
彼女自身には全然関係ない理由で、
子供を取り上げられてしまった晴子は、
どんな気持ちでこの義姉のセリフを
聞いたのだろうと想像すると、悲しくなりました。
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グッドナイト まとめ
漫画の紹介文に「感動保障」と書かれているので、
今後の展開で少しでも晴子が幸せになる結末が
待っていたらいいなぁ、と思います。
「グッドナイト」は二巻まで出ています。
この漫画は、
結婚生活という甘い響きに隠された闇を描き出した漫画でした。
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