桜小路かのこ先生の
「楽屋裏王子」を読みました。
朱里はいい男に興味がなく平凡な恋がキボー。
だってかっこいー人は浮気しそーじゃん?!
だけど梨園の名門の御曹司の花形役者!!
というハイスペックな人の付き人をすることに!?
恋の芝居の幕があくー!!
「楽屋裏王子」で検索して下さいね。
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楽屋裏王子 のあらすじ
朱里の学校の3年生・堀内先輩はカッコイイ!と
皆の注目の的で憧れの人。
歌舞伎の世界・梨園の中でも名門の御曹司とかで、
市村松之助という芸名らしいんだけど、
朱里は全く興味がありません。
朱里にとって理想の恋愛相手は、
顔は並でも“俺にはおまえしかいない”なんて
言ってくれる人なんです。
放課後皆で帰ろうとしていたときに誤って
カバンをお腹にドゴッとぶつけてしまった相手…、
ギロッとにらまれ、くるっ…スタスタと立ち去った
その人こそ噂の堀内先輩でした。
皆はこっわー!!と良くないイメージを抱いたようですが、
朱里は…
『辞書入っててかなり痛かったはずなのに一言も責めなかった。
ほんとにこわい人ならどなってると思う』
と思った…そう彼女は人のそういう
わかりにくい部分に気づける子なのでした。
家族との食事で銀座を訪れた朱里、
そこで鈴をつけた飼い猫らしい黒猫と出会います。
その猫を追って辿り着いた場所は…歌舞伎座!
猫はケンさんという名前でなんと堀内先輩の飼い猫?!
そこで出会った俊也さんという人から、
隆生(堀内先輩)は人嫌いで昔っから人づきあいが苦手、
人とどう接していいかわからないから
“俺に近づくな!”って目でニラむ、
カンジ悪いよね~と先輩のことを教えられるのでした。
猫を連れてきてくれたお礼にと楽屋でお茶をいただくことになり…、
先輩の様子を見ていた朱里はふと
「熱があるんじゃないの?」と気づき薬を差し出します。
先輩の反応に、
「あっ!カバンぶつけたから…肋骨折れてる?」と焦る朱里。
それを聞いた俊哉さんから
「責任とって治るまで付き人やんなよ」
と言われ「わかりました、やります!」
と即答で素直に応じる朱里…ただの打撲なんですけどね。
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楽屋裏王子 のネタバレと感想
俊哉さんの意図は、
「隆生はすっげぇ才能あるけど役者として人嫌いじゃ通用しない、
猫ばっか親友じゃしょうがないし
付き人でも入れてみたら面白いと思って」
ということでした。
人嫌いの彼が断らなかったのは初めてだそうで?!
そうして付き人をやることになった朱里。
先輩が寒いなと思っていたら言い出す前に、
あったかいお茶をいれ上着を差し出す気遣いを発揮します。
ケンさんが先輩以外の人間になつくことも珍しいよう。
先輩は嬉しそうな顔はしないけど
追い返したり無視したりはしないので、
何のとりえもない私でもここにいてもいいのかな?
と思い始める朱里ですが…。
少しずつ互いのことを知っていく二人、
あるときは着付けの人たちの文句から守ってくれた先輩。
他の子に告白されてもいつも断っているようだけど、
映画に誘ったら付き合ってくれて…。
先輩は芸能人みたいで何度も声をかけられ、
でも話しかけるなオーラがピリピリで(笑)
朱里を失礼なファンから守って一喝してくれたり、
そのきまり悪そうな顔、ボソッとしゃべるところ、
“隆生”と下の名前で呼ぶよう言われ…、
なんだか特等席にいる気分になる朱里。。。
彼が言うには
「みんな勝手に期待してまた勝手に失望して去っていく。
こりずに何度も笑いかけてくるのは…初めてだ。」と。
これはちょっと勘違いしちゃうというか
その気になっちゃうというか人も羨む状況ですねー。
そしてやきもち焼いてくれちゃったり
極めつけはプレゼント!
自分の買い物だって行きたくない人なのに…。
これは恋に落ちちゃう状況間違いなしじゃないですかー(笑)
その変化は隆生の方にも現れます。
踊りが…今までは完璧なだけだったけど色気が出てきた、
と周りに言われだし…。
彼が笑ってくれて…あんまりにも楽しくて忘れていたんですね、
しょせん付き人は付き人だということを。。。
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楽屋裏王子 まとめ
隆生が好きだと気づく朱里、
あんなかっこよくて才能あって別世界の人だけど…。
その想いはなんと隆生も同じで…!?
そこから先は…楽屋裏だけのひみつ…!
「楽屋裏王子」は2巻まで出ています。
「楽屋裏王子」は皆の憧れの的が自分だけに見せる
胸キュン要素満載!華やかな世界の作品でした!
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