円城寺マキ先生の
「ディア ブラザー!」を読みました。
小松家は事故で父親を亡くし、
母親が病弱だったことから長女のみを手元に残し、
3人の兄弟はそれぞれ養子に出ていました。
時は流れ母も亡き後一人で暮らしていた桃は、
結婚が決まり15年ぶりに兄弟と再会することになります。
その兄弟たちがなぜかこの結婚を
破談にもっていこうとしていて…?!
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ディア ブラザー!のあらすじ
幼い頃父親が亡くなり、
兄弟とも離れ離れになってしまった
過去を持つ桃は、
家族への憧れを強く持って育ちます。
そして結婚の話が進むのを機に
兄弟との再会を果たします。
が、
兄弟たちはその婚約者が金目当てだったことを
見破っていて、結局結婚は破談に。
傷心の桃を放っておけない兄弟たち、
そうして再び始まる同居生活!
主人公は小松桃(23)
最凶の男運をもつ女(笑)。
長男の松田銀(28)は
小説家(なので在宅でお仕事)。
温和で優しく頼れる兄ちゃんです。
次男の本田蒼吾(26)は弁護士。
昔と違って(?)
無愛想でぶっきらぼうなんだけど桃には甘かったり。
三男の鈴木碧葉(21)は大学生。
明るい愛され末っ子で
桃よりかわいく成長してる気も。
子供の頃、
下の兄の蒼吾は特に桃に優しくって、
桃はそんな兄が大好きだったのです。
不幸な家庭の事情があってから
それっきり会えていなかったというのも、
養子にいった事情があるとはいえ
兄弟たちにとっては悲しいことですよね。
ましてや仲が良かったならなおさらだと思います。
だから桃の結婚が破談になったという機会とはいえ、
また兄弟がそろって同じ屋根の下で暮らせるようになったことは、
それぞれが大人になったからでもあるけど良かったーって思います。
元婚約者の榊は最低なクズ野郎だったけど、
『味方がいるっていうのは心強い』と言った桃のセリフが印象的でした。
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ディア ブラザー!のネタバレと感想
今まで長い時間離れて暮らしていたんだから、
そしてお互いに大人になって、
だけど子供の頃の記憶も
美化されて残っていたりして、
それが桃と蒼吾の場合は
特にギクシャクしてしまったりするんですね~。
その点銀兄ちゃんと碧葉は
素直さと余裕のようなもので
うまくやっていてほっとするんですが、、。
お互いに妙に意識してしまう桃と
蒼吾にも共感できるところがあります。
男兄弟3人して
『桃には寂しい思いをさせないって決めてる』
という場面、
ものすごく大切にされてる感じにキュンとしてしまいました。
だけれどもそれは“キョウダイ”として、
って考えるとなんだか
切なくなってくる気持ちもわかる気がします。
子供だったから離れて暮らさざるをえなくて、
大人になってようやく皆で
暮らすことができるようになっても、
それはそれぞれの人生を考えたらきっと
ごく限られた時間しかないんですよね。。。
キョウダイであることは
ずっと変わらないとしても、
家族として一つの家で暮らせる時は、
本当に短いんだなぁとしみじみ考えてしまいました。
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ディア ブラザー! まとめ
“最初はパーほうが勝率が上がる”っていう話、
兄弟間でのそういう共通認識みたいなの、
いいなぁ~って思いますね。
「ディア ブラザー!」は5巻で完結しています。
「ディア ブラザー!」は
切なさと心強さと懐かしさが入り混じったような作品でした。
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