和田尚子先生の
「チ・カ・ラ」を読みました。
新しい時代の幕開けと共に、街も人も大きく変化し始めた大正時代の東京。
ハイカラな街に、一人の時代を先取りする少女は生まれ育ちます。
父の背中を追い、女性では例のない、新聞記者になることを夢見ている千華羅。
しかし、彼女にのしかかるのは、まだ変わらない時代が求める女性のあるべき生き方。
自分らしく、夢を追い、恋をする千華羅のハイカラな生きざまがここに。
「チ・カ・ラ」で検索して下さいね。
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チ・カ・ラ のあらすじ
大正時代、大きく変化する東京の街。
なかでも、ハイカラな街として活気溢れる、銀座日本橋。
新聞社が多く立ち並ぶ、この街で生まれ育った千華羅。
父も新聞社を経営し、毎日の日課は、会社に立ち寄り、新聞を読むこと。
そして、いつかは新聞記者となって父の後を継ぐことを夢見る千華羅。
意思の強そうな目が印象的な、とても可愛らしい少女です。
そんな千華羅のが通う女学校に、幼馴染の静江が通い始めます。
幼い頃、仲の良かった二人。
さらに、千華羅は、剣が得意な静江の5歳年上の兄、達道に憧れていたのでした。
学校の帰り、静江の家に向かった千華羅。
家の前で、いきなり何者かに連れ去られそうになりますが、
あわやというところで、達道が竹刀を持って現れ、助けられます。
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チ・カ・ラ のネタバレと感想
父の新聞社が大きなスクープをしたことによって、狙われた千華羅。
身を案じた達道は、家までの帰り道、送ってくれることに。
帰り道、夢を話す二人ですが、千華羅はつい達道が憧れだと口走ってしまいます。
慌てる千華羅ですが、達道はそんな千華羅を面白いと言います。
達道と分かれた千華羅は、道で一人の男性に落とした新聞を拾ってもらいます。
千華羅のことを知っていそうな男性。
鋭い目つきに、整えられた長めの髪。
一癖ありそうな人物です。
家に帰った千華羅に待っていたのは両親からの衝撃的な告白でした。
千華羅は実は養子であり、会社のために父の決めた人と
結婚して欲しいということ。
ショックのあまり、家を出て、静江の家にお世話になることに。
静江の家で、千華羅の様子を見に達道が部屋にやってきます。
千華羅の書いた新聞記事を誉めたり、千華羅を元気づける達道。
しかし、結婚について、一度相手にあってみては・・・と言われ、
ショックを受ける千華羅。
さらに、達道のタイプの女性が自分とは正反対であることを知り、胸が痛みます。
昔は憧れだった気持ちが、恋愛に変化したのですね。
スクープ記事に関連して、父が警察に連行されたり、
新聞社の資金ぶりが厳しい事を知った千華羅。
達道への気持ちを自覚しながらも、父の決めた男性と結婚することを決意します。
相手の男性は、以前道で出会った、父の新聞社の社員。
愛情という言葉とは程遠い、利己的で打算的な頭の切れる男です。
いよいよ結婚すると決めた季節が近づき、達道ともキョリを置いていた千華羅。
しかし、駅のホームで偶然達道をみかけ・・・?!
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チ・カ・ラ まとめ
大正時代の時代が変わるハイカラな雰囲気がとてもキレイで、
読んでいて気持ちが上がる漫画です。
また、達道と千華羅の、この時代ならではの奥ゆかしい恋が、
最近の漫画にはない初々しい魅力を放っています。
思い切った行動にでた千華羅。
前途多難であること間違いなしの、この恋。
続きがとてもきになります。
「チ・カ・ラ」は2巻まで出ていて、完結しています。
この作品は、ハイカラな時代の奥ゆかしい恋愛作品です!
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