蒼倉雅彦先生の
「仏像のまち」を読みました。
テスト勉強していた男子高校生、
空人の前に、ある日突然、仏像が現れます。
仏師だった父とともに、仏像に囲まれた生活をしたことで、
仏像から抜け出た魂と会話できるのでした。
自分たちと会話できる人間との出会いに喜ぶ仏像たち。
この日から、仏像と空人の楽しくもあり、ちょっと奇妙な生活が始まります。
「仏像のまち」で検索して下さいね。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
仏像のまち のあらすじ
テスト前日、必死に部屋で勉強している高校生空人。
空人は、黒髪でパッと見た目、硬派なカッコイイ男の子です。
そんな空人の部屋の窓から、
ある日突然仏像が入ってきた!!
その仏像は、仏師で仏像と話すことができた空人の
亡き父に会いに来た、仏像の魂でした。
父が亡くなっていたことを悲しむ仏像ですが、
空人に同じ能力があることを知り、
空人と生活を共にすることに。
その日を境に、空人と話をするために、
空人の周りには、沢山の仏像が集まってきます。
まずは、最初に空人の家にやってきた釈迦如来。
心配性でちょっと弱気な仏像です。
次に、弥勒菩薩。
56億七千万年後に仏になるとされている菩薩。
気が長く、マイペースです。
そして、愛染明王。
一見喧嘩っ早い乱暴者のようですが、実は心優しい熱い仏像です。
さらに、十一面観音菩薩。
11の顔を持つ、女子高生のような軽いノリの仏像。
こんなメンバーで銭湯に行ったら、そこには孔雀明王が。
明王なのに、菩薩顔で孔雀に乗っている孔雀明王。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
仏像のまち のネタバレと感想
穏やかなイケメン明王と明王に尽くすキレ気味の孔雀です。
ゲームセンターに出掛けた一行が出会ったのは、帝釈天。
戦士であった帝釈天は、
負けず嫌いで勝負事に本気になり過ぎてしまう。
そして、五却思惟阿弥陀如来と本屋で出会った文殊菩薩。
小さいアフロ頭の五却思惟阿弥陀如来は癒し系、
文殊菩薩は頭がよさそうな眼鏡のイケメンです。
そんなメンバーと過ごす日常。
銭湯、ゲーセン、スキー場、そして遊園地にホラーハウスまで。
色んなところに出掛ける仏像と空人。
行く先々で起こる仏像ならではの悩みとプチ仏像情報。
そして、ただひたすら勉強したい空人。
空人の叶えられない願いは続くようです。
4コマのようなコマ送りに、最初は戸惑いましたが、
話が一話ずつテンポよく進んでいくので、すごく面白いです。
また、それぞれの仏像に関する情報や、
仏教全体の基礎知識も紹介してくれているので、
とても勉強になります。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
仏像のまち まとめ
仏像のリアルな情報を、面白おかしくキャラ立ちをさせているので、
ちょっと罰当たりなところは否めませんが、大笑いできます。
次は仏像たちがどこへ出かけていくのか楽しみです。
「仏像のまち」は4巻まで出ていて、完結しています。
この作品は、仏像の基礎知識を大笑いしながら勉強できる作品です!
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら