葉月めぐみ先生の
「僕のロボット」を読みました。
「ロボット」として尽くす少女と、尽くされる男の子のラブコメディです。
キラキラした大きな目と長いまつげ、悲劇的なヒロインの過去、
素直になれないヒーローなど、少女漫画の「王道」が詰まっているのにコメディという、
ちょっと意外な組み合わせでした。
しかも、主にヒロインの行動がコメディっぽさを出しているのが予想外でしたが、
お陰でシリアスなシーンも楽しく読めたと思います。
「僕のロボット」で検索して下さいね。
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僕のロボット のあらすじ
白沢結舞(しろさわゆま)は周りから「ロボ子」と呼ばれる女の子。
8年前から同い年の藤枝來(ふじえだらい)の「ロボット」として、
食事の準備や身支度など彼の身の回りの世話ならなんでもやっています。
実は幼い頃母親を亡くし、
そのうえ父親まで失踪してしまった結舞。
父親の親友で來の父親でもある藤枝のおじさまが、
ひとりぼっちになってしまった結舞を引きとってくれたのでした。
ところが藤枝のおじさまは仕事でほとんど家におらず、
おばさまは息子である來を溺愛する一方で結舞を嫌っているようで、
結舞は藤枝家に居候させてもらう代わりに
ロボットのように働いているのです。
あらすじだけだと、まるでシンデレラのようなヒロインを連想しますが、
結舞にとって「ロボット」であることはいたって普通のことのようです。
なので悲劇っぽさは全くなく、明るく読み進められますね。
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僕のロボット のネタバレと感想
そんなある日、結舞は友人から來との関係を「ありえない」
と言われてしまいます。
來のロボットであることは結舞にとっては当たり前のことであり、
來の世話を焼くことで藤枝家に置かせてもらっている
と考える結舞はむしろ來に感謝していました。
そう素直に答える結舞ですが、
友人たちに
「なんでも面倒みていると結舞がいないと何もできないダメ男になりそう」
「結舞がずっと一緒にいたら彼女もできない」と言われてしまいます。
そんなことは考えたこともなかった結舞。
早速來に彼女がほしいか聞いてみます。
それに対し顔を真っ赤にして「俺だって男だし」と答える來。
実は、來の方は結舞を女性として意識していたのですが、
そんなことは露知らず、
結舞は來の邪魔にならないように「影から支える」決意をして・・・。
物語冒頭ではただの傍若無人な男だと思っていましたが、
段々と來の魅力が描かれてきていて良かったです。
嫌な男じゃなくてよかった。
その後、結舞は來の気持ちに気が付けず、
二人はすれ違っていってしまいます。
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僕のロボット まとめ
來の不器用さは少女漫画のヒーローとしては
よくいるキャラクターではあるのですが、
不器用であるがゆえに結舞との関係をこじらせてしまっているところは
読んでいてついニヤニヤしてしまいますね。可愛らしいです。
そして、結舞の方も來から必要とされていることは
何よりも嬉しく思っていて、
無自覚ではあるものの恋心も含まれているような感じですね。
女の子にとってときめけるポイントが盛りだくさんで、
最終的にはハッピーエンドになるんだろうなと思いつつも、
つい読んでしまう作品でした。
この作品は全2巻で、完結しています。
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