川上ちひろ先生の
「後にも先にもキミだけ」を読みました。
「後にも先にもキミだけだよ あたしをこんなにかき乱す人は」
傍若無人で自分勝手、浮気なんて当たり前の彼氏。
でも、どうして彼だけなんだろう。
離れたいけど離れられない、そんな普通の女子高生の、普通じゃない恋愛ストーリー。
「後にも先にもキミだけ」で検索して下さいね。
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後にも先にもキミだけ のあらすじ
傍若無人・・・それは彼のためにあるような言葉。
見た目も中身も普通の女子高生芙美の彼氏速人は、
とにかく自分勝手で手に負えない。
芙美が買ってきたジュースが気に入らないと言って、芙美の飲み物を全部飲んだり、
言い寄ってくる後輩女子とのイチャイチャを芙美に
まるで見せつけるような態度をとってみたり・・・。
でも、花火大会で芙美が先輩に狙われていることを知ると、
顔色を変えて走ってくる、そんな速人に、芙美は結局いつも言いなり。
悪戯をしては、芙美の愛情を確かめる・・・
そんなちょっと不安定な子どものような速人。
速人のそんな不安定さに、芙美は惹かれているような気がします。
怪我をして部活を休んでいる速人のお見舞いにいった芙美。
速人は、差し入れの中から芙美の好きそうなスイーツを見つけ、
一緒に食べようと言います。
そんな優しさに、食べつくされて、
空っぽになったら捨てられるかもしれない・・・
そう思いながらも離れられない芙美。
しかし、速人は「会いたい奴」がいるから同窓会に行くと聞き、青ざめます。
わざと芙美が気になるような言い方をして、
芙美が同窓会の様子を偵察に来るように言う速人です。
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後にも先にもキミだけ のネタバレと感想
その策略が分かっていながら、やっぱり速人の狙い通り同窓会の会場まで行く芙美。
結局、それに満足した速人と一緒に帰る芙美。
帰り道、駅まで歩きながら、そんなに体を張ってまで、私の気を引きたいのか・・・
という芙美に、当たってるんじゃないの・・・と答える速人。
自分の屈折している愛情を、速人自身も自覚しているのですね。
いつも激辛な速人だからこそ、こんな言葉に、
どうしても離れられなくなる気持ち、分かります。
同窓会の後、風邪をひいた芙美。
数日後、お見舞いに来た速人の姿は・・・・なんと、キスマークだらけ。
同窓会で再会した元カノと浮気をしていたのでした。
それでも、誕生日おめでとう・・・って言われると、速人を拒絶できない芙美。
そんな芙美を、「油断ならない」という速人。
浮気はしても、実は芙美だけなのは、速人も同じなのかもしれません。
そんな中、たまたま速人と歩いている時、兄と会った芙美。
浮気の復讐に、兄をただならぬ仲の友達のように装います。
嫉妬する速人が嬉しくて、本当のことを言いそびれる芙美ですが、
バレンタインの日に兄にケーキを届けたところを速人に目撃されます。
嫉妬で、芙美のネックレスを強く引っ張る速人。
結局誤解は解けますが、芙美の首には傷が残り、
心配した兄は芙美の母に速人のことを話します。
速人とのことを心配した母と兄が、速人と分かれるように言います。
速人を悪く言われて家を飛び出す芙美を連れて、翌日芙美の家へ行く速人。
そんな速人と芙美の姿に、母が速人に条件を出します。
それは・・・？！
この一件で、また少し距離が近づいた二人。
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後にも先にもキミだけ まとめ
友達からは「あんな奴やめときなよ」と絶対言われる恋愛をする芙美。
読んでいても、どうしてこんな人と付き合うのか、と思っていたのですが・・・。
速人のちょっと欠けたような心に、速人と離れられない芙美の心が分かってしまいました。
弱そうで強い、自由そうで不自由・・・そんなアンバランスな二人の恋愛に、
ついつい読みすすめてしまう漫画です。
「後にも先にもキミだけ」は8巻までていて、完結しています。
この作品は、アンバランスな二人の痛い恋愛を描いた作品です！
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