安藤なつみ先生の
「ARISA」を読みました。
両親の離婚によって離れ離れになった
双子の妹の自殺未遂がきっかけで、
その妹になり替わって自殺未遂の原因を探り出そうとする少女のお話です。
正義感の強い活発な姉とミステリアスな妹、
顔は同じでも双子のキャラクターが
しっかり描き分けられていてよかったです。
「ARISA」で検索して下さいね。
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ARISA のあらすじ
上原つばさ(うえはらつばさ)は
「東中の鬼姫」とあだ名され、
まわりの女子から敬遠されて男子の友人しかいませんでした。
そんなつばさは、3年前に両親の離婚で
離れ離れになってしまった双子の妹・園田ありさ(そのだありさ)と
手紙のやりとりをしており、
ある日二人で会う約束をします。
その日、つばさはありさの家に泊まることになり、
ひょんなことから翌日ありさのフリをして
ありさの通う中学校に行くことになります。
つばさ自身は素直で活発ないい子なのですが、
なぜ女性の友人ができないのでしょう。
正義感が強くて言葉使いが荒くて、
男気があって、
一昔前のスケ番のようで思わず笑ってしまいましたけれど。
かつらをかぶってありさになり替わり、
私立姫椿中学校の2年B組に登校したつばさ。
そこでつばさはありさのクラスメートと触れ合い、
「ありさの毎日はすごくキラキラしている」と感じます。
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ARISA のネタバレと感想
つばさは帰り際に下駄箱で
ありさ宛の手紙を見つけますが、
単なるラブレターだと思い、
教室からの不穏な視線にも気づかず下校します。
帰宅後、すごく楽しくてありさがうらやましいと
その日の感想を言って手紙を渡しますが、
ありさの表情はすぐれません。
そしてクラスとありさ自身に秘密があることをほのめかし、
「ごめんねつばさ」と言って窓から飛び降りてしまいます。
ありさ宛の手紙には「園田ありさはうらぎりもの」
と書かれていました。
何とか一命をとりとめたありさですが、
一週間たっても意識が戻らずにいます。
つばさはありさが言っていた「秘密」を探るため、
ありさに成りすまして2年B組に潜入することに。
そこで、毎週金曜日4時間目の自習時間に
「王様タイム」というものが行われていることを知りますが・・・。
「王様タイム」とは携帯サイトに
クラス全員が願い事を書き込み、
そのうち一つが叶えられるというものでしたが、
内容は「先生を消してください」など過激なものばかり。
「王様」にたてつくような発言をしたものは
「うらぎりもの」として制裁を受けることになり
クラスからいじめられます。
「王様」によって実際に先生が消されるなど、
実行力はあるようなのですが実体は謎ですね。
つばさは持ち前の正義感の強さで
「王様」に立ち向かおうとしますが、
常にありさのフリもしなくてはならないので少しもどかしいです。
それでもつい素が出てしまうなど、
コメディ的な要素もところどころにあるので、
作品自体はあまり怖いという印象はありませんでした。
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ARISA まとめ
ただ、クラスのだれが「王様」なのかという点では
しっかりサスペンスが楽しめる作品で、
続きが気になりますね。
この作品は全12巻で、完結しています。
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