小藤まつ先生の「青春パンチ」を読みました。
ヤンキー顔というコンプレックスをもつ女子高生ヒロインの青春ストーリーです。
読んだあとの率直な感想は「説明しづらいな」というものでした。
作品の中で恋愛要素はかなりな割合を占めているのですが、
かといって「恋に生きる乙女」といった感じでラブストーリーに
特化しているわけではなく。
でも、説明しづらいというのはある意味リアルな「青春」が
描かれているかもしれないと感じさせる作品でした。
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青春パンチ のあらすじ
物語のヒロイン・神大寺サキは高校に入学したての15歳。
高校の入学式の日、通学途中に電車で出会った男の子に
一目惚れしたサキにはとあるコンプレックスがありました。
それは「ヤンキー顔」であるということ。
中学時代はその怖そうな見た目と
兄が地元でヤンキーのトップとして知られていたことで、
サキはありもしない噂を流されて学生らしい青春を
おくることができませんでした。
そんなサキも高校では「フツー」の生活がしたいと、
地元から離れた高校を選んだのです。
入学式の日に一目惚れした男の子が同じクラスの
戸呂友哉(とろともや)だと知って以来、
サキはガサツな素の自分を必死に隠していました。
絵がきれいですね。
そしてちょっと姉御肌なヒロインも素敵です。
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青春パンチ のネタバレと感想
そんなある日、サキは戸呂が蹴ったサッカーボールが
かすって顔に怪我をしてしまします。
戸呂に保健室に連れて行かれ手当をしてもらい、
お詫びに学校帰りに送ると言われたサキ。
下校途中に戸呂からクラスの親睦会に誘われます。
ところが親睦会当日、サキが会場に行くと
何故か雰囲気がおかしいのです。
皆サキを見て、中学の頃のようにあることないこと噂しています。
しかも、戸呂は噂を知っていたらしく・・・。
一瞬戸呂くんは悪い男だったのかとびっくりしました。
メソメソしないサキの対応が良かったです。
実は悪気があったわけではなく、
単純に「素のままのほうがサキらしくていい」と思っていただけだった戸呂。
その後サキは戸呂のことが好きな女子から嫌がらせされたりしますが
戸呂の機転で助けられたり、次第に二人は仲が良くなっていきます。
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青春パンチ まとめ
はじめは戸呂に対して単純に「一目惚れ」だと思っていたサキですが
物語が進むにつれてだんだん客観的になっていき、
戸呂に「好きだ」と言われても冷静に受け答えしている姿は
ちょっとかっこよかったです。
少しでも好意を持っている人に好きだなんて言われたら
普通は舞い上がってしまいますもんね。
ただ、戸呂には他にも秘密がありそうで、
そこが気になるところではありますが。
上下巻というコンパクトな作品でとても読みやすい作品で、サクッと楽しめました。
この作品は全2巻で、完結しています。
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