中村世子先生の
「ニブンノワン!王子」を読みました。
童話に出てくるお姫様の条件は・・・・ただ美人であること。
美人でないと王子様からだって選ばれない・・・。
そんなコンプレックスを抱えている月子が、ある日突然ある国の王子の妃候補に?!
その国は人間の治める国ではなかったから、さあ大変!!
普通の女子高生の、ちょっと変わったシンデレラストリー。
「ニブンノワン!王子」で検索して下さいね。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
ニブンノワン!王子 のあらすじ
女子高生の月子は、犬の散歩の途中でキレイな
ブレスレットのようなものを見つけます。
ちょうど手に取った時、ビジュアル系バンドのような変わった洋服を着た男性に
「つけるのか つけんのか」と尋ねられます。
その怪しげな風貌と態度に、ブレスレットを犬にくわえさせ、
その場から逃げた月子でしたが、
男性は月子の家まで追いかけてきます。
そんな男性を、月子の姉が丁重にもてなし、
男性は、月子が拾おうとしたブレスレットのようなものの秘密について、
説明し始めます。
そのブレスレットとは、満点国という犬族が治める国の妃を決める道具で、名は宝玉輪。
そして、その男性は、妃探しにこの国へやって来た、満点国の王子、ジン。
ジンは満点国の王族の中でも希な半分人間で半分犬の身体を持っているといい、
その場で人間の姿から、犬の姿に変化して見せます。
犬が隠したブレスレットのありかに見当がついている月子ですが、
ジンを妖しがり場所を教えません。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
ニブンノワン!王子 のネタバレと感想
そんなジンを家に住まわせることにした姉。
姉は、周囲も認める美人で、月子にとって、
姉の存在が大きなコンプレックスになっているようです。
一方、姉の方はというと、天然キャラですが、ナチュラルに人を酷使するような、
一見フワッとした可愛い女性ですが、なかなか面白い女性です。
月子は姉に対して複雑な気持ちを抱えていますが、
姉は不在の両親に変わり、月子をとても愛しく思っています。
そんなこんなで始まった、犬王子ジンと、コンプレックス女子月子の同居生活。
ジンは宝玉輪を探すため、月子と共に一日を過ごします。
そんなジンに、月子はどうせ王子は美人の妃しか選ばないと、
姉へのコンプレックスをぶつけますが、
ジンは自分の妃は、宝玉輪を拾ってくれたら、容姿は全くこだわらないといいます。
そして、色々な障害がある中で
自分の妃になってくれる女性に好かれるように努力し、
また全力で守るというジン。
その言葉に、だんだんジンを知りたいと思うようになる月子。
ジンと同じ時間を過ごす中で、もう少し一緒にいたいと思うようになる月子ですが、
姉に対して醜い心を持つ自分が、ジンの大切な宝玉輪を隠していてはいけないと思います。
そして泣きながらジンに正直に話す月子。
そんな月子に、ジンは
「半人半犬の妻でも幸せか」と尋ねます。
泣きじゃくる月子と、月子の答えに温かい表情を見せるジンの描写が、
とても好きなシーンです。
こうして、婚約者としての同居生活がスタートしたジンと月子。
ジンへの気持ちを自覚した月子は、
人間の姿になったジンを目の前にするとドキドキしっぱなし。
そんな月子のために、ジンが人間の姿にならなくなったり、ジンの身体が弱ったり・・・。
月子のシンデレラストリーには、まだまだ難題ばかり。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
ニブンノワン!王子 まとめ
コンプレックスを持つ女子高生と、
半分犬で半分人間の王子様とのちょっと変わったシンデレラスト―リー。
犬の姿の王子はなんとも不格好で可愛く、人間の姿になると、
その妖艶さにノックアウトされます。
個人的には、具合が悪い時の王子が最高にカッコイイです。
ちょっと笑えるシンデレラストーリーですが、月子の姉に対するコンプレックスや、
その姉のちょっとブラックなキャラクターなど、読み応えがあります。
まだまだ始まったばかりの二人の恋愛。
続きが楽しみです。
「ニブンノワン!王子」は7巻までていて、完結しています。
この作品は、ちょっと風変わりなシンデレラストーリーに笑って、胸キュンできる作品です!
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら