篠原千絵先生の
「天は赤い河のほとり」を読みました。
突然、古のヒッタイトへとタイムスリップした中学生が、
命を狙われながらも皇太子と恋に落ち永遠の愛を誓う古代ロマンです。
「天は赤い河のほとり」で検索して下さいね。
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天は赤い河のほとり のあらすじ
中学3年生の鈴木夕梨(すずきゆうり)は
初めてできた彼氏とデートした帰りに、
突然水たまりの中から出てきた手に引き込まれます。
水を介したその呪いは古代ヒッタイトの皇妃 ナキアのものでした。
ナキアは夕梨をいけにえとして献上し、
その血を使って自分の息子の即位に邪魔な異母兄弟たちを呪い殺すつもりなのです。
水たまりの中に引き込まれた夕梨は古代ヒッタイトに連れていかれてしまいました。
そしてナキアの手下たちが夕梨を探していました。
驚きながらも隠れる夕梨。
追っ手に見つかるというところで夕梨は見知らぬ古代人に助けられます。
彼はナキアが呪い殺そうとしていた3番目の皇太子 カイルでした。
美青年のカイルは物腰もやわらかく
そしてプレイボーイらしいやり方で夕梨をかくまってくれます。
カイルに助けられ命からがらカイルの宮殿に連れてこられた夕梨。
カイルは自分の宮殿に連れてきた夕梨に当然のように手を出してきますが、
夕梨の心には日本でデートしていた彼氏がいるので泣きながら抵抗します。
そしてナキアの魔の手はこれでもかと襲い掛かってきます。
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天は赤い河のほとり のネタバレと感想
ナキアに操られて下働きのティトという少年が
夕梨を殺そうとしますが、
夕梨は自分の身を挺して命を助けるのです。
気高いわ~。
流れとしては細川先生の”王家の紋章”に似てはいるんですが、
この作品はこの作品でやはりめちゃめちゃ面白いんですよ。
乙女たちは”古代ロマン”に弱いんでしょうかね。
王家の紋章でもヒッタイトのイズミル皇子に魂を持っていかれましたが、
今回のこのカイル皇子…。
萌え~ですよ。
ヒッタイトの皇子ってどうしてこんなに美しく描かれるんでしょうか。
そのあとも、ナキアはしつこく夕梨の命を狙ってきます。
夕梨は命は皆平等という考えのもと、
下々の者への配慮も忘れず人々から慕われていきます。
もちろんカイル皇子は割と最初から夕梨にぞっこんになっていくのですが、
夕梨の方も美しくいつも守ってくれるカイル皇子の事を好きになっていくのです。
夕梨はカイルの役に立ちたいと思い、剣術を習い戦場でも活躍していきます。
そしてそれを見た人々から夕梨は戦いの女神”イシュタル”としてあがめられていくのです。
それにしてもナキアは夕梨のことをしつこく狙ってきますね~。。
色々な毒薬を持っているようなので
地道に息子の異母兄たちを狙っていけばいいのに…と思うところもありますが、
ナキアに狙われて命からがらのところをカイルが必ず助ける、
という図式がたまらないのでこれはこれで良いのでしょう。
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天は赤い河のほとり まとめ
篠原先生の作品は今までも色々読みましたが、
どの作品も本当にとても面白いですね。
そして絵が美しい。
こんなに長い期間に渡って第一線で活躍していらっしゃるのに、
作画も乱れないしストーリーも面白いです。
夕梨はこの後カイルへの愛を確信し、
結婚へと向かっていくようなのですがナキアの邪魔は入るし、
戦いばかりの時代ですからカイルとともに戦場で戦いを繰り広げていくことになるようです。
これはじっくりと腰をすえて全巻読破したいと思います。
「天は赤い河のほとり」は28巻まで出ています。
大ベテランの先生が描く古代ロマン少女漫画の傑作です。
全巻一気に読むことをお勧めします。
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