原作:谷瑞恵先生 作画:香魚子先生の
「伯爵と妖精」を読みました。
19世紀のイギリスを舞台に、
妖精博士とその力を利用しようと考える伯爵の冒険活劇です。
「伯爵と妖精」で検索して下さいね。
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伯爵と妖精 のあらすじ
スコットランド、エジンバラ近郊に住む
妖精博士リディア・カールトン。
赤茶色の髪を持つ彼女は、
近所の人間にたいへんな変わり者だと囁かれています。
彼女の仕事は妖精絡みのトラブルを解決することなのですが、
産業革命以降急速に発展した文明に、
人々は妖精というものの存在を忘れさらには
疎ましく感じるようになっていたのです。
リディアには妖精が見えるし、
会話をすることも可能なのです。
周りの人間は誰もいない空に向かって
独り言のようなものを言っているリディアを忌み嫌っているのでした。
ある日ロンドンに住む父親から
ロンドンへ来るよう誘いのハガキがきます。
それを手に船旅の用意をするリディア。
猫のような妖精のニコとともに船に乗り込もうとすると、
父の迎えだという青年が現れました。
不審に思いながらもその青年
ハスクリーと共に船に乗り込むリディア。
上等の個室を与えられくつろぎますが、
なんとその部屋のクローゼットに傷だらけの青年が隠れていたのです。
その黒髪の青年が言うにはハスクリーは悪党の手先で、
自分はつかまって監禁されていた。
もしもこのままハスクリーと共にいれば、
リディアもひどい目に合うというのです。
にわかには信じがたい話でしたが、
ドアにかけられた見張りのための糸を見つけ
リディアは青年の話を信じることにしました。
そしてハスクリーの目を欺き、
青年とリディアは出航前の船から脱走することに成功します。
ラノベ初心者の私ですが、香魚子先生の綺麗な作画で
その世界にすんなりと入っていけました。
妖精のニコがなかなか辛口でかわいらしいです。
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伯爵と妖精 のネタバレと感想
黒髪の青年と逃げ込んだ先は別の船でした。
疲れて眠り込んだリディアが目を覚ますと、
黒髪の青年が金髪になっていました。
変装していたらしいのですが、
灰紫の瞳を持つ彼はなかなかの美青年です。
そして彼は自分の事をエドガー・アシェンバート伯爵だと名乗りました。
エドガーはリディアがハスクリーに捕まったことを知り、
変装してわざと捕えられリディアをハスクリーから逃したのだというのです。
船では、エドガーの使用人レイブンと
男装しているアーミンが世話をしてくれました。
リディアは訳も分からず侯爵夫妻とのディナーに
エドガーと共に出席するように言われます。
その席でリディアはエドガーが
青騎士伯爵の血筋だということを知ります。
青騎士伯爵というのは妖精国からきたと言われていて、
王と共に十字軍を率いたと言われている歴史上の人物です。
エドガーの目的は青騎士伯爵を継承する証である宝剣を探すことでした。
その宝剣を探すのにリディアの妖精伯爵としての力が必要だというのですが…。
そしてふたりは小さな手がかりをもとに
宝剣を探す冒険の旅へと旅立つことになるのです。
この後、エドガーについて殺人鬼であるとか
強盗犯であるとかの噂がリディアの耳に入りますが、
疑いの目をむけながらもリディアはエドガーのそばを離れませんでした。
そしてついにはエドガーの正体を知ることになるのですが、
リディアは持ち前の楽天的な性格からエドガーを信じ共に行動することを選ぶのです。
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伯爵と妖精 まとめ
まだ1巻ですから、ようやく冒険が始まったばかりなんですね。
続きがめちゃくちゃ気になるじゃないですか。
ファンタジー小説ですが、
舞台が異次元とか惑星とかじゃなくイギリスなので話に入り込みやすいですね。
原作の小説も読んでみたくなりました。
エドガーはなかなか素敵です。
「伯爵と妖精」は4巻まで出ています。
大ヒットライトノベルをコミック化したアクションファンタジーでした。
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