鈴木理華先生の
「タブロウ・ゲート(1)」を読みました。
この漫画は、幼い頃に両親を共に亡くしてしまい
家族の愛情に飢えている少年、サツキが、
レディという少女に出会うことによって、「タブロウ」と呼ばれる精霊に出会い
人の温かさを少しずつ学んでいくハートフル漫画です。
「タブロウ・ゲート」で検索して下さいね。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
タブロウ・ゲート のあらすじ
この漫画の主人公であるサツキは、
裕福な家で生まれ育った15歳の男の子です。
幼い頃に両親に先立たれてしまった彼は、
唯一の肉親である祖父からも嫌われていたため、
家族の愛情を知らぬまま育ってきた少年なのですが、
そんな彼はとうとう祖父から勘当されてしまい、
一人ぼっちで大きな家に暮らすことが決まってしまいます。
豪邸に住んでいる自分のことを誰もが「羨ましい」と言う中で、
一人孤独を噛みしめていた彼は、
ある日「タブレット」という本を目にします。
何故だかその本に興味が惹かれてしまったサツキは、
その本を恐る恐る手に取った所、
なんとその本は眩いばかりの光に包まれて、
突然一人の精霊が飛び立っていってしまったのです!
あまりに現実離れした現象に
ただただ呆然としていたサツキでしたが、
彼の家に突然自身をレディと名乗る
女の子が押しかけてきたことによって、
彼の孤独な人生は大きく変化します。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
タブロウ・ゲート のネタバレと感想
ここで出てくるレディとは、
見た目はとても愛らしい風貌をした女の子なのですが、
実はサツキよりも男らしい性格を持った勝気な少女です。
自身のことを「タブレットの管理人」だと名乗る彼女は、
最初のうちはサツキに対して愛想よく接していたものの、
彼が「タブレット」から精霊を逃がしてしまった
人物だと分かると態度を急変させます。
精霊はとてつもない力を持っていて、
例え本から逃げてしまったのが一人であったとしても、
街のあらゆる所を破壊できるだけの力を備え持っているからです。
何も事情を知らなかったとはいえ
そんな危険な精霊を外に解き放ってしまったサツキは、
責任を感じレディと二人で精霊を探すことを決意します。
この漫画はそんなサツキとレディ、
二人の奇妙な共同生活を描いた漫画です。
私がこの漫画を読み進めていて抱いた印象は、
サツキの成長が温かく描かれているなぁということでした。
漫画の中ではサツキの
孤独だった過去に触れる場面が幾度か登場するのですが、
レディや精霊と触れ合っているうちに、
自身ですら気付けなかった過去の温かな思い出を思い出すことができたり、
サツキが周りの人たちに支えられながら
過去の苦い思い出を克服していく場面が印象的でした!
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら
タブロウ・ゲート まとめ
この漫画は、精霊と人間が生活を共にしているという設定が
面白いなぁと思いました。
精霊と人間、決して相容れぬ関係であるはずなのに、
精霊の存在を温かく感じることができる漫画でした。
「タブロウ・ゲート」は十八巻まで出ています。
この漫画は、一人の少年の成長が細かく描かれた心温まる漫画でした。
スマホの方はこちら
パソコンの方はこちら