木々先生の作品の
「バリエガーデン」を読みました。
「魔術使い」や「使い魔」が存在する架空の世界を舞台とした、
記憶喪失になってしまった一人の使い魔が主人公のファンタジーです。
絵が綺麗でとても読みやすい作品で、
ストーリーも恋愛主体のありがちな少女漫画とは違っていて新鮮でした。
少し大人向けの雰囲気があるように感じました。
「バリエガーデン」で検索して下さいね。
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バリエガーデン のあらすじ
とある青年デルタが
一人の少女と出会うところから物語は始まります。
少女の名前はルナ。精神科医ダン・トルヴィルの庭で
行き倒れていたところを
ダンの娘であるルナに保護されたデルタは、
自分の名前以外のすべての記憶を失っていました。
保護された先で出会った青年エドによると、
デルタは「使い魔」という存在で、
魔力が無くなって行き倒れていたというのです。
そして毎日一滴の「魔女の血」を飲むことで
魔力を補充することができるということを教えてもらいます。
「使い魔」には「主人」となる人物がおり、
その記憶もないデルタはあまり不安な様子には見えません。
言葉も少なく、背景もすっきりしていて
独特の雰囲気で物語が進んでいきます。
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バリエガーデン のネタバレと感想
ダンは精神科医であるだけでなく
「エクソシスト」でもあり、
娘のルナもその血を受け継いでいます。
「エクソシスト」の血を飲むと使い魔は消滅してしまい、
以前誤って使い魔の猫にかみつかれ
猫を消滅させてしまったルナは、
そのことを誰にも言えずに引きこもっていたのです。
そんなルナもデルタにはなぜか心を開いているようで、
デルタにだけは秘密を打ち明けます。
登場人物がそれぞれ闇というか
傷のようなものを抱えているように感じられます。
ルナにかみついて消滅してしまった
使い魔の猫の気持ちに同調していたデルタは、
記憶はなくても何か過去の出来事にリンクするものがあったのでしょうか。
自身も使い魔だというエドに連れられて
学校へ行くことになったデルタ。
自分の主人の記憶もない使い魔だという理由で
トラブルに巻き込まれたりもしますが、
エドや学校の先輩で同じく使い魔のエルの助けもあり
何とかやっていきます。
デルタの記憶が戻るということに
重点的に物語の焦点が当てられているわけではなく、
デルタとそのほかのキャラクターとの日常を通して
ゆっくりと進んでいきます。
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バリエガーデン まとめ
また、主人公のデルタを含め
キャラクターの心理描写があまり言葉で描かれていないので、
登場人物が何を思っているのか想像力を掻き立てられる作品でした。
この作品は連載中で、現在2巻まででています。
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