ジョージ朝倉の
「溺れるナイフ」2巻を読みました。
読者モデルとして華やかな日常を送っていた夏芽。
しかし、突然田舎に引っ越しすることになります。
何もない田舎にいら立つ夏芽ですが、
町の地主の息子航一朗との出会いで、
退屈な日常に刺激が生まれます。
そして、祭りに規則をやぶって参加した航一朗を見て、
夏芽は口惜しさを覚え、
航一朗にすごいと思わせたい一心で、
有名写真家からの写真集のオファーを受けます。
修学旅行を終え、中学生になる二人。
周りも騒がしくなる中で、二人はどうなっていくのでしょう?!
「溺れるナイフ」で検索して下さいね。
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溺れるナイフ 2巻のあらすじ
読者モデルとして、都会で華やかな日々を送る夏芽は、
ある日父の決断で、田舎に引っ越します。
そこで、地元の大地主の一人息子である航一朗と出会い、
その発光するような輝きに魅了されます。
喧嘩火付け祭りと呼ばれる祭りで、
本来は参加が許されないはずの航一朗が、
火柱を登っていく姿を目にする夏芽。
自分も全てを蹴散らして
なにかをやり遂げたいと強く思います。
そして、オファーを受けていた有名写真家からの写真集を
引き受けることにしました。
そんな中、修学旅行に行く夏芽。
直観通り、航一朗と同じ班になりますが、
予感に反して航一朗は修学旅行に参加できなくなります。
しかし、夜中にホテルにやってきた航一朗。
航一朗を中心として、班のみんなと回る夜の街に、
夏芽はずっとこの時を忘れずにいたいと思うのでした。
ここの、この時間が過ぎゆくものだと感じながら、
それをなるべく長く留めておきたいと願う夏芽の姿に、
懐かしいような少し胸が苦しくなります。
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溺れるナイフ 2巻のネタバレと感想
修学旅行から帰り、写真集の撮影が始まります。
そんな中、初めて航一朗の家を訪ねた夏芽は、
航一朗の複雑な家庭環境と生い立ちを知ります。
夏芽は航一朗を「バランスの悪い王様」と表現しますが、
航一朗のどこか先を見通したようなところは、
そのせいなのかもしれません。
航一朗に勝ちたい・・・
という気持ちで撮影に臨む夏芽。
その姿は、とても美しいです。
そして、中学に進学した二人は、お互い変化が。
夏芽は、人気の先輩から告白されたり、
CMの仕事をすることに決まったり。
クラスも違い、他の女子と派手に悪さをする
航一朗にいら立つ夏芽。
さらに、自信を持って撮った写真集の仕上がりを見た時、
航一朗との差を感じ、ショックを受けます。
しかし、女子と話す航一朗に動揺した夏芽は、
写真が出たことだけ伝え逃げ帰ります。
それを追う航一朗。
写真集を見た航一朗は、夏芽に付き合おうと言います。
付き合うことになった夏芽は、
周りから冷やかされることで、
自分が航一朗を好きだったことを実感します。
航一朗へのライバル心が恋心から来ていることに、
ここまでは気が付いてなかったようです。
なかなか付き合っても一緒に過ごすことがない二人ですが、
久しぶりに二人で帰る帰り道で、
航一朗は夏芽に、嫌な予感がするから
自分の数珠を持っているように言います。
航一朗がいればそれでいいとさえ思う夏芽。
しかし、そんな夏芽を陰から写真をとる異常な男の姿が・・・。
航一朗の予感は的中するのか!?
夏芽の、ただキラキラしたものを手に入れたい、
自分もキラキラしたいという願望が、
中学生になり、恋という名前がついたのですね。
そして、夏芽の憧れる航一朗の得体のしれない美しさは、
神から授かった力のせいなのかもしれません。
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溺れるナイフ 2巻まとめ
そんな航一朗への思いが、夏芽の尖った魅力を出させ、
なんとも美しいです。
しかし、夏芽に危険が迫っている予感。
どうなるのでしょうか?!
「溺れるナイフ」は17巻まで出ていて、完結しています。
この作品は、子どもから変化していく様子を
リアルに描いた、とても美しい作品です!
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