岩下慶子先生の
「花を召しませ」を読みました。
住み込みで働いていた父親がバックレたため、
代わりにその花屋で働くことになった安達紫苑・17歳。
金髪にゲバゲバつけまつげ、
ゴテゴテネイルの彼女はギャル女子高生。
そんな彼女を雇い入れたのは、
ビーンズフラワーの店長兼オーナー・豆生田瞬・25歳。
心に傷を持つ女子高生と花屋のイケメン店主が織りなす物語です。
「花を召しませ」で検索して下さいね。
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花を召しませのあらすじ
紫苑はちょっと恵まれない家庭環境に育った女の子。
シングルマザーだった母は3年前に他界。
父親に引き取られたけれど、
ギャンブル好きだったため借金がかさみ家賃滞納。
家を追い出されることになってしまいます。
行くあてのない紫苑を
正規のバイトとして雇ってくれたのが豆生田店長。
ただバイトが必要ならやる気のある人材を雇えばいいのに、
紫苑に居場所をくれて、
そしてその人を活かすチャンス・手助けをしてくれた…、
それってある意味最も尊い行いだとも思うんですよね。
豆生田店長サイコー!!
紫苑にとっては好都合な話。
花屋なんてチョロイでしょうってナメてたんだけど…!
花の手入れに水遣り、水ってすっごい重いっ!
定期的に何かしらの水替えがあって、
手は冷たいしくつはびしょびしょになるし、
掃いても掃いてもゴミが出る床掃除。
キモイ虫がついてたり、
完全に体力勝負の仕事だと思い知るのです。
アレンジなんて表向きなことより、
裏作業のほうが断然多いものなんですよね、
だいたいどんな仕事でもそうですが。
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花を召しませのネタバレと感想
そうして心も体も休まる時がないほど働いて、
手間のかかる仕事をこなしていく紫苑。
そんな手間暇と愛情?をかけた花たちを、
お客さんが喜んで買っていってくれたとき、
それまでの疲れが全部吹っ飛んじゃったっていう
達成感や充実感も身をもって体験していく紫苑なのでした。
今までなんとも思わなかった花たちが、
自分の中で愛しいものに変わってくる実感。。。
…悪くない…と思い始めている紫苑が、
とても活き活きして描かれていて、
良い表情してるなぁ~って思います。
お花屋さんの仕事のことも少し書かれていたりして、
市場から買い付けた花を保ちをよくするため店でする処理のこととか、
へぇ~と勉強にもなります。
まぁだけどやっぱり失敗してしまうこともあるわけで、
そのことで今まで失ってきた大切なもののことや、
報われない思いから逃げてきたことを思い出し、
落ち込んでしまうんですね。
だけど豆生田店長が失敗をカバーしてくれて
無駄じゃないって言ってくれて、
また紫苑は救われるのです。
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花を召しませ まとめ
この場所に巡り合えて、
花屋の仕事をさせてもらえて感謝してる、
そう素直に言える紫苑は素敵だと思います。
あたたかい希望の香り、
穏やかな空気、色とりどりの美しい花々、
自分の居場所があるって幸せなことですね。
「花を召しませ プチデザ」は4巻で完結しています。
「花を召しませ プチデザ」は明るく前向きになれる作品でした!
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