秋乃茉莉先生の
「幻獣の星座」を読みました。
この漫画は、
主人公である中学3年生の神志那風斗が、
突然現れた鳥の化物(ガルーダ)に、
自分が砂漠の小国の法王だと告げられ様々な困難に見舞われる
オカルト・ロマン漫画です。
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幻獣の星座のあらすじ
この漫画は、
表紙からも伝わってくるように、
独特な雰囲気の中で展開される漫画です。
主人公である神志那風斗は、
幼いころから烏が自分の身体を啄む夢に悩まされており、
今回読んだ第一巻目も、
風斗がその夢を見てうんざりする場面から始まります。
私自身は夢を見ても大抵忘れることが多いので、
風斗のようにうなされることはないのですが、
烏が自分の身体をついばむ夢なんて見て、
さぞ目覚めが悪いんだろうなぁ…、
と薄気味悪く思いながら読み進めていました。
そして夢から目覚めてぼんやりテレビのニュースを眺めていると、
中央アジアの小国、ダラシャールで、
新法王カルマ42世の即位式が行われていたことを知ります。
風斗は自分には関係がないことだと思っていると、
突然デッカイ鳥が彼を襲います。
いきなりのことで驚いた風斗でしたが、
その時に同じクラスの佐藤和樹が助けてくれたため、
これを機に二人は仲良くなります。
この時に助けてくれた和樹ですが、
和樹はクラスの中でいじめられていました。
風斗自身は新入生だったということもあり、
いじめられている和樹とすんなり仲良くなれたのですが、
彼は後々いじめを苦に自殺してしまいます。
風斗は自分を助けてくれた人物だっただけに、
いくらいじめがしょうがないこととはいえ、
他のクラスメートより尚更やりきれない気持ちを抱えたのだろうなぁ、
と考えされられました。
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幻獣の星座のネタバレと感想
和樹がいじめを苦に自殺してしまう前、
二人は前々から気になっていたという学校の近くにある
お城のような家に訪れます。
そこには真由という神秘的な女性と
研究家の男性が二人で住んでいました。
ここで出てくる真由という女の子は、
眉一つ動かさずどこか浮世離れした空気を持つ女の子です。
後々のシーンで出てくるのですが、
風斗に「真由ってどーしていつもムスッとした顔してんの?」
と聞かれた時に、その時は
「嬉しくも可笑しくもない時に笑うなんてできない」
とバッサリ切り捨てるのですが、
次に真由に会ったとき、真由はニコニコした表情を風斗に向けるのです!
その理由を聞かれた真由は
「可笑しくなくても笑う練習をしてみたのだが…、イマイチだったか…」
と答えるのですが、
普段眉一つ動かさないだけにとても破壊力のある笑顔で可愛かったです…!
そして学校に行くと
前にも風斗を襲ったデッカイ鳥が再び現れ、
その上「法王 お迎えに参上した」と風斗に呼びかけます。
この時に風斗は初めて
自分がダラシャール国の新法王であることを知ります。
死期が近い人のことが分かったり、傷を癒せたり、
様々な力を幼い頃から発揮していたことを思い出し、
認めたくないこととはいえ、
風斗は徐々に自分が法王であることを意識します。
そんな中、ダラシャール国では
ガルーダによって新しい法王が発見されたことを知ります。
すでにダラシャール国では新しい法王を立てていたため、
国内で風斗を抹殺しようという動きが出てくるのです。
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幻獣の星座 まとめ
この漫画は、
なかなか少女漫画にはないテイストだなぁと思いました。
ダラシャール国だとか、法王だとか、
なかなか耳なじみがない単語ばかりで
内容についていくのが必死でした。
しかし、ガルーダや真由が発する一言が
芯をついていて、
思わずハッとさせられることばかりでした。
漫画の中で、
真由が大量のチューブに繋がれているシーンが出てくるのですが、
一体真由が何者なのか、今後の展開が気になります!
「幻獣の星座」は現在14巻まで出ています。
この漫画は、登場人物一人ひとりが様々な意味で濃い漫画でした!
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