磯谷友紀先生の「海とドリトル」を読みました。
2年間つき合った彼氏にあっさりとふられ、
なんか もー どーでもよくなって、
そいつと行くはずだった富士登山に来てしまった亀山七海。
寒いし疲れ切ったし、
どうせなら暑い海に行くんだったなんて、
不毛なことを悶々と考えていた時に現れた奇妙な男2人組。
ひょんなことから共に海に出ることになり、
そこで出会う海洋動物、
そしてクジラの研究という新たな世界…！
理系男子との恋も始まる？ちょっと視野も広がる青春物語です。
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海とドリトルのあらすじ
作画の第一印象は、
なんだか絵本みたいだなぁ！！という、
少女漫画ちっくではないことにまず新鮮な驚き！
彼氏にフラれて半ばヤケクソ気味に富士登山なんかに来て、
ぼやいている七海の姿には笑けてきます。
主人公がBL好きな設定は
どういう意味があるのでしょうか？？
テーマがどっぷり海洋動物のことで、
あまり身近ではなかったものの
個人的にはそういうお話は好きなので、
大変興味深く読めました。
クジラやその他の海洋動物もリアルに描かれているし、
少年漫画誌に載っていても違和感ない感じです。
女の子も可愛い！っというのではないし（失礼）
メンズ達もイケメンに書かれているわけでもなく（爆）
テーマもいたって真面目なので、
老若男女問わず読めそうです。
“にごった水たまりのようなとこにいて浮上できない”
と言っていた七海が、
“水面に……出た”
という瞬間の描写に、
とても清々しい共感を覚えました。
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海とドリトルのネタバレと感想
海洋動物・クジラの研究を軸に
海と大学生活が中心のお話ではありますが、
ストーリーが進むにつれて、
ポスドクの戌飼さんとの恋愛要素も絡んできます。
大学の先輩の佐藤陸男くんも
いい味出してるキャラクターだし、
烏丸センセイもなかなか個性的で面白いです。
三白眼に無愛想な表情なのに秘めた情熱のギャップが、
ちょっとハマります（笑）
七海が海に落ちた恐怖心を克服するための心理療法の話とか、
イギリスの研究所へ旅立っていった戌飼との遠距離恋愛とか、
進路に悩み研究に向き合うことを決意するまでのこととか、
ちょっと身近ではない海洋生物を扱っているとはいえ、
リアルな学園物の漫画としても面白く読めると思います。
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海とドリトル まとめ
初っ端からロガーとか専門的な装置が出てきますが、
説明部分も全然難しくなくわかりやすいので、
へーっ！そんな研究があるんだー！と、
話しにすっと入っていけました。
「海とドリトル」は4巻で完結しています。
「海とドリトル」は知的好奇心を刺激してくれる青春全開な作品でした！
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