山川あいじ先生の
『やじろべえ』を読みました。
義理の父と娘のほのぼのした日常を
描いたファミリーストーリーです。
「やじろべえ」で検索して下さいね。
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やじろべえ のあらすじ
誠司の結婚相手の連れ子だった葉瑠(はる)。
10年前にママが他界してから、
2人は本当の父娘みたいに過ごしてきました。
結婚以来、誠司の実家とは疎遠になっていましたが、
誠司の祖父の葬儀をきっかけに交流が始まります。
思春期を迎えた複雑な時期の葉瑠ですが、
普通の父娘よりも2人は近しい関係を保っています。
それは亡くなったママへの想いを共有しているからかもしれません。
おっとりした誠司とまっすぐな葉瑠、
2人のほのぼのしたやりとりに癒されていきます。
『アニマニアル』の山川あいじ先生の作品ですが、
『アニマニアル』の時よりかなり絵がスッキリし、
話の進め方やコマ運びがうまくなったので、
なんだか全く別の作家さんの作品を読んでいるみたいです。
私はこちらの『やじろべえ』の方が好きですね。
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やじろべえ のネタバレと感想
義理の父娘を描くと変に歪んだエロスに走っていく漫画が多い中、
この『やじろべえ』は地に足のしっかり着いた作品で、
安心して読めます。
主人公・葉瑠の母は、
誠司の祖母からあまり良く思われていません。
なぜなら一人息子だった誠司と子連れで結婚した上、
5歳だった子どもの葉瑠を残して亡くなってしまったからです。
誠司の祖父の葬儀で、件の祖母から
「女郎の娘」呼ばわりされた葉瑠でしたが、
この葬儀をきっかけに、誠司の実家へ顔を出すようになります。
誠司はこの祖母のせいか、
あまり実家に寄りつかず、疎遠になっていたようです。
住んでいたボロアパートが
取り壊しのため追い出されるときも「実家に帰る」
という選択肢は誠司の中にはないようでした。
自分を見てママの名前を呼びかけて涙する誠司を見て、
葉瑠はママが亡くなったときのことを思い出します。
誠司がいたからこそ、自分はママの死を
しっかり受け止める事ができたと実感した葉瑠。
ママが亡くなってからの葉瑠にとっての10年と
誠司にとっての10年は違うことに思いを馳せ、
誠司との今後の親子関係を改めて考えるようになるのです。
そんな中、誠司の同僚・川端の提案で
不用品を出すために参加したフリマで、
誠司の大学の先輩だった千絵さんとその息子・永和(とわ)と出会ったり、
高校受験が近付く中、葉瑠は幼なじみだった凡太と再会したり・・・
新しい出会いが起こり、2人の世界が広がっていきます。
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やじろべえ まとめ
葉瑠は無事高校に入学し、
様々なことが変化していく季節になりました。
葉瑠が思い描く2人の未来像は一体どうなっていくのでしょうか?
『やじろべえ』は2巻まで出ています。
『やじろべえ』は義理の父娘が織りなす
ほっこりした日常を描いた家族ドラマです。
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