高口里純先生の
「悪いキス」を読みました。
原案はイ・ドヨン先生、キム・ジュウン先生、キム・ソンヒ先生の
「悪い男」で、日本では日韓共同制作のドラマ「赤と黒」
としても知られています。
原作とは異なり舞台は日本で、
ある女性が転落死したことをきっかけに、
ある男の財閥グループに対する復讐劇が繰り広げられる、
というストーリーです。
作画も大人向けですし、
ストーリーも重厚なのでたっぷり楽しめました。
「悪いキス」で検索して下さいね。
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悪いキス のあらすじ
「この長い時を、飼い慣らしてきた復讐という名の獣―」
背中に大きな傷のある男性の後ろ姿とともに、
こんな一文から物語がスタートします。
日本有数の財閥・玉慈グループの次男、
龍王子朝陽(りゅうおうじあさひ)は
父親の浮気で生まれた子。
そんな朝陽には以前結婚まで考えた女性がいましたが、
継母である芙蓉夫人こと
玉慈グループ会長夫人・龍王子蓉子(りゅうおうじようこ)に反対され、
別れていました。
ある日、朝陽のもとに警察から連絡があり、
以前つきあっていた女性・岩永千恵(いわながちえ)が
ビルから転落して亡くなったというのです。
「そんな女知らない」と言って警察からの電話を切ってしまう朝陽ですが、
千恵との思い出がよみがえってくるにつれて、
結婚を反対する自分の家族から守ってやれなかったことを後悔し始めます。
この時点では、朝陽が主人公なのかと思っていましたが、
どうにも違うようです。最初の背中に傷のある男性とも別人ですし。
物語はまだ始まったばかりといった感じで、わくわくさせてくれます。
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悪いキス のネタバレと感想
警察では、亡くなった千恵の遺留品を調べており、
「玉慈」という文字の入った小切手と携帯電話が残されていました。
千恵の携帯の電話帳にはたった2件しか登録されておらず、
1件は朝陽で、もう1件は夜羽(よはね)という人物。
一方、玉慈グループの経営する美術館で
キュレーターとして働く須藤沙弥(すどうさや)は、
ニューヨークまで朝陽の妹・思音を迎えにいっていました。
そこで、ある男性とすれ違いますが、
その人物こそが千恵の携帯に登録されていた楊夜羽(やんよはね)
だったのです。
幼いころから千恵を知っていて、「千恵姉」と慕っていた夜羽は、
千恵を死に追いやった玉慈グループに復讐を誓いますが・・・。
やっと登場した夜羽が主人公のようですが、
素性が謎に包まれていて気になりますね。
ミステリアスな外見にも惹かれます。
夜羽は玉慈グループに関わる人物に接触していきますが、
すべては復讐のための布石なのでしょうか。
昔の恋愛を引きずっていた沙弥と一夜をともにした後、
彼女が思いのほか傷ついていることに気づいて動揺していたシーンでは、
夜羽の人間味を垣間見ることができました。
夜羽が以前「朝日」と呼ばれていたことや、
芙蓉夫人が「20年前に闇に葬ったもう一人の朝陽」
と言っていたことなど、
まだまだ謎に包まれたことがたくさんあって続きが気になります。
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悪いキス まとめ
しっかりしたストーリーと、
ミステリアスな雰囲気を醸し出す作画にどんどん引き込まれてしまう作品です。
この作品は現在3巻まで出ています。
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