南波あつこ先生の
『隣のあたし 1巻』を読みました。
家が隣同士の幼なじみ、
一つ年上の高校生男子に対して、
憧れと妄想を抱く片想い中三女子の青春ラブストーリーです。
「隣のあたし 1巻」で検索して下さいね。
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隣のあたし 1巻のあらすじ
マンションの部屋が隣同士の上村家と橘家は、
家族ぐるみで仲が良く、
お互いの家を行き来できる関係です。
主人公・上村仁菜は
隣の家の橘京介を京ちゃんと呼び、密かに想いを寄せて、
都合のいい妄想を繰り返しています。
京ちゃんの隣にいるのは
ずっと自分だったはずなのに、
京ちゃんが高校に入った途端、
彼との距離が少しずつ遠くなっていくのを感じています。
そんなある日、
京ちゃんがキスされているのを目撃してしまいます。
仁菜は真相を探ろうと、
とんでもない行動に出てしまい・・・?!
妄想の楽しい片想いから、
現実のリアルな恋愛模様への展開にドキドキさせられます。
マンションで隣同士という環境から
ちょっと特殊な幼なじみの関係になっている仁菜と京介。
ベランダ伝いにお隣へ侵入したり、(仁菜が携帯を持っていないため)
メールの代わりにベランダのミニ黒板を使って
伝言を書きあっています。
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隣のあたし 1巻のネタバレと感想
面倒見が良くて、かっこいい京介。
彼に想いを寄せる仁菜は妄想炸裂しています。
京介が通う高校は仁菜の中学校のすぐ隣であったことから、
京介は自分を好きで離れたくないのでは?
と勝手な妄想を展開したり、
告白される想定をしたり、キスシーンを思い描いたり。
しかし、高校の野球部マネージャー・麻生結衣子の登場で、
その妄想は崩れていきます。
最初は、結衣子に対し嫌な印象を持っていた仁菜でしたが、
明るく面倒見の良い結衣子に「いい人だ!」と思ってしまいます。
しかし、偶然、
京介と結衣子のキスを目撃してしまった仁菜。
そこから三人の関係がこじれていく展開は見ものです。
両想いになりたいはずなのに、
京介を突き放してしまう仁菜。
彼氏はいるが、
大切にされていないと感じている結衣子。
二人の気持ちが分からず、翻弄される京介。
「結衣子が京介にしたキス」が核となり、
この三人の恋愛模様を複雑なものに変えているのが、
読んでいてハラハラドキドキして面白いです。
また、中学三年生と高校生一年生、
1コしか違わないはずなのにコドモと大人くらいの差を感じていた、
当時の自分の感覚がよみがえって、
こそばゆい気持ちになりました。
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隣のあたし 1巻 まとめ
大人になった今では、
中学生と高校生の区別がつかず、
同じように見えますが。
南波あつこ先生はきっとこの感覚を忘れずにいるから、
リアルな中高生を描けるのだと思いました。
『隣のあたし』は10巻まで出ています。
『隣のあたし』は複雑にからみ合う青春ラブストーリーの作品でした!
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