水沢めぐみ先生の作品、
「寺ガール」を読みました。
寺の娘である姉妹がヒロインとなったオムニバス形式のお話です。
水沢先生の作品は昔から大好きなお話ばかりなので
今作も期待して読み始めました。
水沢先生の作品は20年以上前の作品から
作画の雰囲気が変わらないのですごいですね。
今作も水沢先生の作品らしく、柔らかな雰囲気と登場人物が
みんな優しいキャラクターで癒されました。
「寺ガール」で検索して下さいね。
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寺ガール のあらすじ
福山家の三姉妹・悟留(さとる)、光里(ひかり)、拝美(おがみ)の
実家は福福寺というお寺でした。
第一話は三姉妹の次女・光里が主人公。
高校二年生の光里は自他ともに認めるお寺や仏教を愛する女の子で、
将来は姉の悟留の代わりに婿を取って
実家のお寺を継ぐものと思われていました。
近所のお寺の次男坊で同じクラスの天(てん)は
光のことが好きでアピールしてきますが、
今まで恋愛とは無縁に生きて生きた光里は
天の好意に全く気付きません。
三姉妹の名前が仏教用語からきていて思わず笑ってしまいました。
性格は全く違う姉妹ですが、
3人とも家のことを大切に思っているのが良く伝わってきました。
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寺ガール のネタバレと感想
そんなある日、光里は学校にあるお気に入りの場所に行くと、
そこには見たことのない男の子が転寝していました。
彼が転校生の大倉諒(おおくらりょう)だと知った光里は、
今までに感じたことのない気持ちに戸惑います。
どうやら光里は諒に一目ぼれしてしまったようなのです。
自分のことを少しでも知ってほしいと思った光里は
諒をお寺にこないかと誘いますが、
諒には断られてしまいます。
落ち込む光里ですが、
実は諒はプロテスタント教会の牧師の息子だったと知って・・・。
水沢先生の描く男の子は爽やかでいいですね。
天もかわいいと思いますが、
諒は実際にはなかなかいないんじゃないかというくらい
優しくて男前です。
光里は今まで周りの期待もあって
自分がお寺を継ぐことに何の疑問も抱いていませんでしたが、
教会の息子である諒に恋をしたことで
自分の将来についても考えるようになります。
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寺ガール まとめ
この作品では、単なる高校生の恋愛だけでなく、
もう少し踏み込んだところも描かれていて
じっくりと読みすすめることができました。
水沢めぐみ先生といえば「姫ちゃんのリボン」を
思い浮かべる世代なのですが、
今回のお話は記憶にある水沢先生の作品より大人向けかなと思いました。
もちろん、若い世代から楽しめる作品だと思いますが、
なんとなく落ち着いた雰囲気があって大人にも十分楽しめると思います。
この作品は全3巻で完結しています。
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