田中メカ先生の
『天然パールピンク 』を読みました。
幼い頃の約束を大切に守ってきた主人公の女の子と、
約束したことをすっかり忘れている男の子が
10年振りに会って繰り広げる、ドタバタラブコメです。
「天然パールピンク」で検索して下さいね。
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天然パールピンクのあらすじ
主人公の珠子は
弱小芸能プロの稼ぎ頭女優・桃野真珠の娘です。
幼い頃、プロダクションの社長の息子・乾貫二と
「強くなったらお嫁さんにしてもらう」約束をしました。
その約束を大切に守ってきた珠子でしたが、
10年振りにあった貫二は
約束も珠子のこともすっかり忘れていたのです。
何とか「嫁」認定してもらおうと
奮闘する珠子でしたが・・・!?
珠子が幼い恋愛ごっこから本当の恋をし直して、
成長していく過程が面白いです。
母親とずっと離れて暮らしていた桃野珠子は、
仕事が安定しマトモな生活が送れるようになった母、
桃野真珠(本名・真子)に呼び寄せられます。
しかし清純派アイドル女優として売り出している桃野真珠に
娘がいてはイメージダウンになる!
ということで、珠子は事務所の社長宅で暮らすことになりました。
珠子は世間には秘密の存在、
いわゆる隠し子なのですが、かなり目立つ行動をします。
おかげでプロダクション社長の息子・貫二としては
ハラハラしっぱなしです。
珠子は小さい頃の約束を守って、
絶対泣かずけんかに強くなるくらい純粋ですが、
同時に精神的にはとても幼いのです。
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天然パールピンクのネタバレと感想
「貫ちゃんのお嫁さんになる」ということを公言し、
貫二につきまい頑張っている姿を見て、
周りの大人たちは微笑ましく見守っています。
それどころか、
同じ布団に入るよう指示したりしてます。
年頃の男女を持つ親の発言としては有り得ないですが、
珠子を実年齢より幼く扱っているからでしょう。
幼稚園児が「○○くんのおよめさんになる!」
と言ってるのを親や先生が
微笑ましく見守っている感覚に近いです。
しかし、ライバル(?)の菱川雷蔵が登場し、
「貫二にふさわしい女だって証拠を」見せるよう言われ、
珠子は自分の嫁スキルに疑問を持ち始めます。
貫二の奥様業エキスパートっぷりはすごいです。
対して、珠子は「嫁」を連呼している割に
全く家事ができません
(なにせ住んでいた祖母の家がお屋敷で、
お手伝いさんがいるような所ですので仕方ないですね)。
おまけに、再会時に「少年」と
間違われるようなルックスです。
さらに当の貫二から「今の俺、本当に好き?」
「夫婦うんぬん以前に・・・恋愛だろ」
と言われてしまいます。
貫二の言葉によって、
珠子は貫二を「男のひと」として意識しだし、
本当の恋愛がスタートするのです。
そんな中、
珠子の祖母が珠子を田舎に連れ帰ってしまいます。
珠子を東京へ戻すため、
母親の真珠や社長、貫二が動き出し、
珠子は自分の気持ちと向き合う中で
自分の意志で東京に帰ると決めます。
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天然パールピンク まとめ
一方、貫二は珠子が忘れていったパールのネックレスによって、
幼い頃の記憶がよみがえり、
珠子との約束も思い出していくのです。
貫二の方も珠子にだんだん気持ちが向き始めた・・・?
というところで次巻へ続きます。
『天然パールピンク』は4巻で完結しています。
『天然パールピンク』は明るい同居ラブコメな作品でした!
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