こやまゆかり先生の
「ポワソン~寵姫ポンパドゥールの生涯~」を読みました。
18世紀のフランス。
ヴェルサイユがこの上なく優雅で華麗な時代。
時の王はルイ15世。
ジャンヌ=アントワネット・ポワソンは子供の頃、
『将来国王の寵姫になる―』と占い師に予言されました。
果たして本当にそうなのか、
試してみたいと動き出すジャンヌ。
後にフランスの命運を左右する寵姫になる、
ポンパドゥール夫人の華麗にて波乱なるストーリー!!
「ポワソン 寵姫ポンパドゥール」で検索して下さいね。
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ポワソン 寵姫ポンパドゥールのあらすじ
当時のフランスは身分差別が厳しく、
農民や平民と貴族・聖職者、
そして王族ははっきりと階級が分かれていました。
フランス全国民の98%が農民や平民で、
厳しい徴税と貧困・飢え・病気に
苦しめられていたのです。
その一方でたった2%の
貴族や聖職者は贅の限りをつくし、
王族に至ってはさらにその上…というのですから、
ひどい時代だったのですね。
一般に私たちがイメージする
ヴェルサイユの華やかな印象の裏には、
こういった背景があるのですねぇ。
まぁ日本も似たようなところがあったかもしれませんが。
指一本で人の命まで動かせるほどの
権力を握っていた国王は、
国民にとっては“神”のようなもの。。。
ルイ15世は“美男王”と呼ばれ、
たくさんの愛人を持っていたそうです。
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ポワソン 寵姫ポンパドゥールのネタバレと感想
その中でも“公式の寵姫”に
選ばれるのはただ一人で、
王妃に次ぐ権力を手にできたことから
その座を狙って女たちは
日々熾烈な戦いを繰り広げたようです。
1744年のフランスでは
女は結婚するまで人間扱いされず、
結婚して出産さえすれば何をしても構わなくなり、
自由な恋愛が認められるので、
結婚すれば夫婦はお互い愛人を持つのは常識だったとか。
結婚は家のため、
子孫を残すためだけにするもので、
恋愛とは別と考えられていたようです。
だからジャンヌはようやく自由になれ、
これからやっと自分の意志で歩ける、
自分の人生は自分の手で
切り開いていきたいと考えています。
陛下の気を引くべく、
花やリボンで飾られ何とも派手な青い馬車にバラ色のドレスで
狩りの場を横切り、
美しくエスプリのきいた何とも素敵な女性の振る舞いを見せ、
とうとう国王の目に留まるのです。
しかしジャンヌの弟だけは、
宮廷など人間の欲の掃き溜めのような場所には関わらず、
ごく普通の女性の幸せを味わってほしいと願っているのですが…。
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ポワソン 寵姫ポンパドゥール まとめ
果たしてジャンヌは強欲な悪女となるのか、
勇気ある賢女なのか、
この先の展開がとっても気になります!
「ポワソン ~寵姫ポンパドゥールの生涯~」は8巻まで出ています。
「ポワソン ~寵姫ポンパドゥールの生涯~」は
華やかヴェルサイユ時代の女の戦いが見られる作品でした!
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