ひうらさとる先生の
「パラダイス・カフェ」を読みました。
父親は凄腕のコックだけど自分は料理が全くできない女の子が
ヒロインのお料理コメディです。
いろいろな料理が出てきて華やかな作品でした。
1991年の作品ということで、作画やセリフも古き良き少女漫画
という雰囲気で元気いっぱいな作品です。
ひうらさとる先生といえば綾瀬はるかさん主演でドラマ化した
「ホタルノヒカリ」を真っ先に思い浮かべました。
そのせいか大人の女性に合う漫画というイメージが強かったのですが、
こんな可愛らしい作品も書いていたんですね。
「パラダイス・カフェ」で検索して下さいね。
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パラダイス・カフェ のあらすじ
物語の主人公・松本ユキオ(まつもとゆきお)は14歳の女の子。
学食のコックをしている父と弟のタッちゃんと3人暮らし。
凄腕のコックである父親がレストランの開店資金を貯めるために
全国の学校の学食を転々としていたので、
ユキオも転校を繰り返していました。
転校ばかりで持ち前の明るさですぐに友達を作っていたユキオ。
そんなユキオにはコンプレックスが2つありました。
一つは食べるのは大好きだけど料理が全くできないこと。
そしてもう一つはまだ恋をしたことがないということ。
作中に本人のナレーションが入るのですが、
それが可愛らしい口調で書かれていて
懐かしい少女漫画という感じでよかったです。
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パラダイス・カフェ のネタバレと感想
ある日、ユキオたち一家3人は
ようやく一つの町に落ち着くことになりました。
転校初日から友達ができたユキオは、
昼休みに一緒に食堂に行くことに。
どんな料理が出るのか楽しみにしていたユキオですが、
食堂に着いてみてびっくり。
なんと新しい学校の学食は自動販売機だったのです。
機会が出す美味しくない食事にがっかりしたユキオは
次の日から学校に行くのが嫌になってしまいます。
そんなユキオを見かねたユキオの父は、
ユキオのためにユキオの学校の学食をレストランにすると言ってくれます。
ところが、学食レストラン開店を学校に認めてもらうためには
全校生徒700人が満足する料理を作らなくてはならず・・・。
物語は料理だけでなくユキオの初恋もあり、
賑やかに続いていきます。
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パラダイス・カフェ まとめ
作中でユキオの亡くなった母親が「スペシャルメニューの恋人」の話をします。
「どんな料理より好きな人ができたらその人にユキオの作った料理を
このスプーン食べてもらいなさい」とユキオの両親が結婚式で使ったスプーンを
上げるシーンが、なんだか心が温まってとても印象的でした。
なぜか関西弁の弟やバカボンのパパ口調のお父さんなど、
キャラクターもとても個性的で良かったですね。
連載当時を彷彿とさせるような雰囲気があって、
「あの頃はこんな漫画読んでたなぁ」と子供の頃を思い出して懐かしくなる作品でした。
この作品は全3巻で、完結しています。
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