芥文絵先生の
「みやたけミラクル」を読みました。
なんでも要領よくこなし、
人間的にもけなすところない兄と自分を比較し、
コンプレックスに思っている十和子。
ある日、兄の友達、
宮武に辞書を貸したことをきっかけに、告白されます。
最初は、宮武のことが苦手な十和子ですが、
宮武と話をすることで、抱えていた心のもやもやが、
少しづつ変化していきます。
そして、その変化とともに、宮武と十和子の距離も!?
「みやたけミラクル」で検索して下さいね。
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みやたけミラクル のあらすじ
主人公は、外には出さないが、
高校生活に小さな苛立ちを抱えながら
生活している女子高生十和子。
十和子の苛立ちの根源は、どうやら兄にあるようです。
兄は、いつも正しい事をする優等生で、
それと比較し、いつもちゃんと出来ない自分を、
十和子はコンプレックスに思っています。
十和子と兄。
十和子は兄への強いコンプレックスから、
兄を嫌っているように見せているところもありますが、
そんな十和子を、兄は優しく受け入れてます。
確かに、こんな優しく、優秀な兄を持っていたら、
自分を卑屈に思ってしまう気持ち、少し分かります。
ある日、十和子のところに、
兄の友達宮武が辞書を借りに来ます。
初めてあった十和子に、
人懐っこく話しかける宮武を、十和子は苦手に感じます。
放課後、辞書のお礼をしたいという宮武と出かける十和子。
お婆ちゃんへの道案内に失敗して、
慌てる十和子ですが、宮武がフォローします、
また上手くできなかった自分に
ショックを受ける十和子ですが、
宮武は、十和子を好きだと告白します。
この告白シーン、すごくいいです!!
素直に気持ちを表現する宮武は、女子の理想ですね。
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みやたけミラクル のネタバレと感想
家に帰り、ちょっとしたきっかけから、
また兄と自分を比較し、心が不安定になる十和子。
言うつもりのない事を言ってしまい、
兄と喧嘩になります。
次の日、まだ心の整理がつかない十和子を救ったのは、
宮武の言葉でした。
勇気を出して、
兄や自分の気持ちを向き合った十和子。
ずっと心の中でモヤモヤしていた問題を兄と共有し、
一つステップを上った十和子。
そのきっかけをくれた宮武を、十和子も意識するように・・・。
二人のこれからは?!
思春期の、自分の中での葛藤や、
色んな解決できないことにイライラする様子が、
よく表現されています。
上手くいかないことや、
自分を嫌いな自分を持て余す十和子は、
とても現実味を帯びた主人公として読むことができます。
一方、2人の男子、兄と宮武は、
現実的にはなかなか出会えないようないい男です。
宮武の優しさと、まっすぐな愛情が、
十和子の心を変化させていく様子が、
タイトルの宮武ミラクルには表現されているのかもしれません。
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みやたけミラクル まとめ
徐々に変わっていく十和子と、
それを見守る宮武の今度がとても楽しみです!
「みやたけミラクル」は5巻まで出ています。
この作品は、リアルな思春期の女子の葛藤や、
恋が楽しめる作品です!
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