千代多みく郎先生の
「メルヒェン ヴェルト」2巻を読みました。
そこは動力機械が発展し、
人と獣人が共存する世界。
街で機械人形(オートマタ)ではないかと
噂の美しい少女アリスと、
彼女に使える執事のトーマ。
アリスが探している赤髪の男とは…?!
そして彼らの正体は…!?!
「メルヒェン ヴェルト」で検索して下さいね。
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メルヒェン ヴェルト 2巻のあらすじ
ホテルヘブンズドアへやってきたアリスとトーマ。
ここは最上階のチャペルが有名で、
そこで結婚すると永遠に幸せになれるという伝説があるんだとか。
水族館もあるらしく楽しそうなトーマ。
そこへ突然現れたのはオルフェという
翼を持ったアイドルミュージシャン?の獣人。
アリスの声を聞いた彼は、
「ディー」と呼び誰かと勘違いしているようなのですが…?!
アリスを運命の女(フアム・フアタル)と言って抱きしめ、
飛んで連れ去っていくオルフェ。
残されたトーマの元へ本物のディーがやってきて…。
オルフェは思い込んだら一直線で、
話がまったく通じない困ったタイプ(笑)
人違いだといくら説明してもわかってくれません。
アリスを勝手に記憶喪失だと決めつけます。
オルフェとディーが出会ったのは、
オルフェが絶不調で目標がなくなってしまっていたとき。
初めて曲を作った森の中で、
彼の絶望に満ちた心を照らすかのように響いてきた
今までに聞いたこともないような美しい歌声…、
それがディーだったのです。
二人の秘密のセッション、
燃えるようなひと時。
そして結婚する約束…。
声しか聞いたことのない、
姿すら見たことのない、
そんな相手と結婚しようとしているのか?と
怪訝な面持ちのアリスにオルフェは、
姿や身分の違いなんてささやかなもの、
二人の過ごした時間に変えられるものなどないのだからと、
全く迷いのない様子で言い切ります。
目をキラキラさせてディーがアリスだと疑わない彼の
根拠のない自信にはあきれるやら可笑しいやら…です(笑)
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メルヒェン ヴェルト 2巻のネタバレと感想
オルフェを諦めようとするディーにトーマは言います。
「あなたは嘘つきです、
僕は這いつくばってでも、どんなにみじめでも、
お嬢様を取り戻します。
あなたは自分の気持ちに嘘をついてもいいんですか?
僕は…お嬢様に結婚してほしくありません!」と。
自分でもよくわからないまま、
それでもアリスお嬢様に対して必死に気持ちを向ける
トーマの言動にはちょっと感動させられちゃいました。
痛みも感じないようにできているばすなのに、
胸が軋むような気がすると言うトーマは、
人間以上に人間らしい感情を持ち、
人が忘れかけているような真っ直ぐな気持ちの大切さを、
改めて教えてくれているようです。
ディーの正体は…妖精…かと思いきや、
羽鼠という発情期になると燐光を発する・・・要するに害獣!
知能は高いけれどまさか人語を喋る種類がいるとは驚き…
とアリスが言うように
非常に悪食で家ごと食べつくすケースが報告されているという話も。
ディー自身も自分のことを、絶望的な身長差、たるんだお腹、
下品な尻尾もついてるし…とまるで否定的。
だけれどトーマの様子に影響を受けて、
自分の気持ちに嘘をついちゃだめだと気づき
思い切って姿を現したディー。
それに対しオルフェは…。
一瞬驚きはしたものの、ディーはとってもチャーミング、
きみのいない世界なんてつまらない、
一緒にこの世を支配しようよ!と受け入れるのでした。
結局オルフェもイイ奴だったんですね~。
良い事言ったし。
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メルヒェン ヴェルト 2巻まとめ
トーマとアリスがこれから先、
どのような関係になっていくのか、
非常に続きが楽しみです!
「メルヒェン ヴェルト」は11巻で完結しています。
「メルヒェン ヴェルト」2巻は人も獣人も変わらない
愛を見せてくれる作品でした!
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