梅谷百先生原作、柘植ミズキ先生作画の
「キミノ名ヲ。」を読みました。
鎌倉時代にタイムスリップしてしまった女の子が、
そこである男性と出会い恋に落ち、
歴史に巻き込まれていってしまうというストーリーです。
もともとは携帯小説だった作品で、
ストーリーの背景がしっかりしていてよかったです。
鎌倉時代の時代背景を知らなくても、
必要な部分は説明されていたので楽しめました。
「キミノ名ヲ。」で検索して下さいね。
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キミノ名ヲ。 のあらすじ
桜井千鶴子(さくらいちづこ)には5人の兄弟姉妹がいて、
母親が亡くなってからは一家の母親代わりとして
家事などを担当していました。
ある日、父親に会いに兄弟と鎌倉まで来た千鶴子は、
突然誰かに「ヒナ」と呼ばれているように感じます。
ふらふらとある神社の前まで行くと、
その場に座り込んでしまう千鶴子。
千鶴子の手首は、「何か」の手につかまれていたのです。
弟の桜井大和(さくらいやまと)が千鶴子に駆け寄りますが、
そのとき突然地面が崩れ、
2人とも暗闇へと落ちていってしまいます。
気が付くと千鶴子は見知らぬ家に保護されており、
大和の姿はありませんでした。
読み始めた当初は、優しいお姉さんという印象の千鶴子でしたが、
物語が進むにつれて「肝っ玉母さん」のイメージになっていってしまいました。
苦労しているのを感じさせないキャラクターでよかったです。
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キミノ名ヲ。 のネタバレと感想
どうやら鎌倉時代へとタイムスリップしてしまったと
気づき狼狽した千鶴子は、ある法師に助けられます。尊雲(そんうん)
と名乗るその法師は千鶴子の名を聞くと、
「鶴というよりせいぜい雛鳥だ」と千鶴子の名をからかいます。
千鶴子は、尊雲が「ヒナ」と呼ぶ声が、
自分がタイムスリップした時に聞いた声と同じだと気づき・・・。
初めはタイムスリップしたことに
混乱していた千鶴子ですが、
基本的には「強い女性」という感じなので、
見ていて気持ちがいいですね。
その後千鶴子は何かと助けてくれる尊雲に
惹かれていきます。
当時の「若衆」や「夜這い」の風習など時代背景も
ところどころ描かれていたので、
現代との違いに戸惑う千鶴子の気持ちに共感できました。
女性の立場としては、
当時の女性たちはどんな気持ちだったのだろうと
考えさせられるシーンも。
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キミノ名ヲ。 まとめ
尊雲の正体が「帝の皇子」かもしれない、
というところで1巻は終わっていますが、
この先どんどんシリアスな展開になっていきそうな雰囲気ですね。
だんだんと千鶴子がタイムスリップした時代が、
どんな状況にあるのかが明らかになってきて
物語に引き込まれていきます。続きが気になる作品です。
この作品は全4巻で、完結しています。
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