餡蜜先生の作品
「カンナとでっち」を読みました。
大工の父を持つ女子高生と
その家に住み込みで弟子入りした夜間高校に通う男子高生の
ラブコメディです。
題名の「でっち」とは丁稚奉公のでっちのことだと知り、
渋い内容なのかなと思いましたが、
全くそんなことはなくスムーズに読み進められました。
大工になるという夢を持ったヒ-ローが輝いていて素敵でした。
「カンナとでっち」で検索して下さいね。
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カンナとでっち のあらすじ
小田原カンナ(おだわらかんな)は大工の父を持つ女子高生。
ある日、父・小田原保志(おだわらやすし)が経営する工務店に
相場勝仁(あいばかつひと)が弟子入りしてきます。
勝仁はカンナと同い年で同じ学校の夜間部に通う男子生徒で、
カンナの家に住み込みで働くことに。
ヒロインのカンナが素直でとてもいい子でした。
なにより少女漫画で大工というのが新鮮で、
ストーリーも楽しめました。
一つ屋根の下で暮らすことになった勝仁に対し、
はじめは警戒していたカンナですが、
勝仁が一生懸命に仕事をしている姿を見て次第に打ち解けていきます。
施設育ちだという勝仁の生い立ちや、
大工に憧れた理由を知り、
夢に向かって努力する姿を見ているうちに
カンナもときめきを感じ始め・・・。
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カンナとでっち のネタバレと感想
一つの目標に向かって頑張れる勝仁は
男性としてだけでなく一人の人間として素敵です。
そして、その勝仁に大工になりたいと思わせた
カンナの父・保志の「大工は家族の幸せを創れるヒーローだ」
という言葉にグッときてしまいました。
自分の仕事に誇りが持てるのは素晴らしいですね。
ヒーローの勝仁はイケメンという設定なのですが、
少し変わったキャラクターで面白かったです。
ターボドライバーを「ター坊」と呼んだり、
玄翁という種類の金槌を「玄さん」と呼んだり、
自分の愛用の大工道具にニックネームをつけているし、
そのニックネームが安易ですし。
ただ、大工修行に打ち込む姿はかっこよかったですね。
カンナも裏表のない性格でかわいいですし、
勝仁が昔保志にもらった木の家を
馬鹿にしたことを素直に謝れるカンナには好感が持てました。
読み始めたときは、
イケメンの男の子と同居するようになって恋が芽生えて・・・
という単純なお話なのかなと思っていましたが、
読んでみるとキャラクターにそれぞれ
個性があってコメディ要素もあり、
大人にも十分楽しめる作品でした。
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カンナとでっち まとめ
1巻の段階ではまだお互いに恋愛感情がある
とまではいっていませんが、
これからどうなっていくのか楽しみです。
この作品は現在連載中で、6巻まで出ています。
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