森月あめ先生の作品、
「叶恋どうぶつえん」を読みました。
恋が叶うというジンクスのある動物園を舞台に、
飼育されている動物たちが訪れる人々の恋を成就させようと奮闘する
ハートフルコメディです。
物語の舞台は同じですが、
メインとなるキャラクターは1話ごとに変わるオムニバス形式の作品です。
少女漫画なのに表紙にヒロインが描かれていない、
というか人間が描かれていないというのは印象的でした。
ピュアな恋愛模様が描かれていて、
動物たちが話をするなどほんわかとした雰囲気の心温まる作品でした。
「叶恋どうぶつえん」で検索して下さいね。
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叶恋どうぶつえん のあらすじ
物語の舞台はとある動物園。
そこには「その動物園を訪れると、恋が叶う」
という噂がありました。
ですが、実はそれは単なる噂ではなかったのです。
その動物園の動物たちは、
来園した男女をわざと怖がらせて手をつなぐきっかけを作ったり、
初デートのカップルがいたら緊張をほぐそうとしたりと、
毎日一生懸命やってくる人間たちの恋を叶える手助けを
しようとしていたのです。
動物たちの手助けというのはとても些細なものなのですが、
当の動物たちにとっては精一杯で、ほほえましいですね。
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叶恋どうぶつえん のネタバレと感想
そんな動物園の一員であるエゾシカのユキには、
「カップルの役に立てない」という悩みがありました。
ある日、そんなユキの前に一組の男女が現れます。
その二人、美晶(みあき)と栄悟(えいご)は
一見あまり仲の良くない友達同士に見えますが、
実は美晶は栄悟に片思いしていました。
美晶の片思いを知ったユキは、
どうにかしてその恋を手伝ってあげたいと思い・・・。
ヒロインの、思わず好きな相手にそっけない態度をとってしまう、
いわゆる「ツンデレ」具合がとてもかわいかったですね。
オムニバス作品なので
メインのキャラクターは各話で異なるのですが、
それぞれのキャラクターがとても純粋で、
ストーリー自体もとても爽やかでした。
1話目の美晶と栄悟の話も、
ドロドロとした展開があるわけではなく、
純粋に「好き」という気持ちに焦点が当てられていました。
各話それぞれがもれなくハッピーエンドというのもよかったです。
読んだ後もすっきりした気分でいられました。
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叶恋どうぶつえん まとめ
動物が主体という個性的な設定の作品ですが、
なにより動物たちがとてもかわいく描かれていて、
動物への愛がひしひしと感じられました。
作画自体もかわいくて、
悪役と呼べるキャラクターもいないので、
かなり小さい子供から幅広い年齢で楽しめる作品だと思います。
この作品は全1巻で、完結しています。
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