硝音あや先生の
「純血+彼氏」1巻を読みました。
「隷属」それは主である吸血鬼(ヴァンパイア)に、
永遠にその身を捧げる不老不死の存在―。
架南は7年ぶりに再会した幼なじみ・アキに血を吸われ、
命を救われることで“隷属”となり…!?
死んだと聞かされていた彼らが生きていて、
再び架南の前に現れたのはなぜなのか―!?
「純血+彼氏」で検索して下さいね。
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純血+彼氏 1巻のあらすじ
高千穂架南は聖アガタ学園に通う高校2年生。
お父さんはロシアに単身赴任中でお母さんはその手伝いに、
お兄ちゃんは会社の寮に入っていて、
今は弟・真雪と2人で暮らしています。
陸上部推薦で特待生としてスポーツ入学したのですが、
ある事件がありケガをしてしまった架南は陸上をあきらめることに。
究極のおひとよしで親友のりえからは
“ドひとよし”とまで呼ばれる架南は、
いろんな部活の助っ人で忙しい毎日を送りながらも
どこか満たされない日々を送っていました。
特待生で入学しながらその道をあきらめざるをえなかった架南、
なのにときに陰口を叩かれても明るく過ごし
皆から好かれている彼女の健気な姿が好印象です。
親友でクラスメイトの胡桃戸りえ、
気が強くてしっかり者の彼女の存在も心強いですね。
ある日街で見かけた幼なじみ・アキを追いかけようとして、
架南は事故に遭ってしまいます。
そのときアキに「これからオレは君を壊すよ」と吸血され…!?
「オレは君だけの吸血鬼」とは?!
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純血+彼氏 1巻のネタバレと感想
架南は…、
どの部活もやってみると面白いけど、
ラインの向こうに手を延ばすような
あの感覚以上にやりたいことがみつからなくて…。
だけど。
壊されてやっと欠けていたものが私に満ちる…と感じた架南。
架南の幼なじみの彼こそ純血の吸血鬼・錐十アキ。
アキには双子の弟・衿夜がいるのですが…。
アキが再びこの街にやってきたのは、
七つの悪魔の力(スティグマ)を集めて衿夜を救うためだとか。
架南のケガの原因となった事故を起こしたのが、
クラスメイトの不知火迅。
フダツキの不良の彼ですが仁義に厚く責任を感じており、
架南を守ってやると言うのですが…。
実は狼男(ライカンスローブ)だった迅。
そして「強欲(GREED)」のスティグマの所有者で…。
アキは力が暴走した迅から悪魔の力を奪おうとしますが、
架南の必死の懇願により純血の血を分け与えることで迅を救います。
しかしその行為は許されないものだったのです。
吸血鬼モノの話は数あれど、
この作品は独自の設定や世界観がとても魅力的ですね。
キャラクターもさることながら、
いろいろ謎の部分が興味深いです。
架南達が里山で過ごした幼少期とは?
なぜ皆家事で死んだと聞かされていたのか?
衿夜は今一体?
満月の夜に流行る狂月病(ルナティクス)…。
幼なじみが吸血鬼だと聞いてもすんなりそれを受け入れる
架南もすごいですよね。
“覚悟して目の前のすべてを肯定する…アキの全部を信じる”
なかなか言えることじゃないよなぁ。
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純血+彼氏 1巻まとめ
永遠にその身のすべてを捧げるただの“糧”…、
そう言いながらも、
愛と血に飢えた吸血鬼。。。
刑吏(ディーラー)というアキの監視者も登場して、
先の展開が気になって仕方ありません!
「純血+彼氏」は10巻で完結しています。
「純血+彼氏」1巻は美しく切なくそして現代的なヴァンパイアの作品でした!
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