和泉かねよし先生の
「女王の花」を読みました。
亜国の亜姫は、ある日、
金の髪と天の色の眼を持つ男の子、薄星と出会う。
冷遇を受ける日々の中で、薄星とともに強く逞しく生きる姫。
しかし、姫の母、黄妃が毒殺され、人質として黄国へ行くことに。
大きく変化した姫の運命。
待ち受けている未来は?!
「女王の花」で検索して下さいね。
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女王の花 のあらすじ
〝女王の花″
とは、千年に一度だけ咲き、どんな望みも叶える力があるとされる花。
昔、まだ大陸が3国で争いあっている時代、
亜国の姫は、病気の母のためだけを思い暮らしていました。
ある日、亜姫は金の髪と天の色の眼を持つ奴隷、薄星と出会う。
始めて自分を獣としてではなく、人として扱ってくれた姫に、薄星は
「おれの一生はあんたのものだ」と言います。
亜姫と薄星は母の薬を買うため、無断で街へ出かけます。
そこで、眼帯をはめた商人青徹と出会う二人。
青徹は、貴族に必要な、学問、射術など6芸と呼ばれるものを、
自分のところで勉強するように言います。
王宮では、王妃は亜姫の母ですが、重い病にかかり、
妾の土妃に冷遇されています。
また、父も黄妃や姫のことは気にかけず、土妃の策略により、
十分な教育もうけさせてもらっていない亜姫です。
そして、亜姫が14歳の時、黄妃が毒殺されます。
14歳の亜姫は、大きな瞳で真っすぐ物事を見据える、
とてもきれいな女の子です。
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女王の花 のネタバレと感想
亜姫は、優秀すぎたため、父の怒りを買い、
また、黄妃が亡くなったことで、
母の生まれ故郷である黄国へ人質として贈られることに。
母の死と父の言葉に泣き叫ぶ亜姫に、
薄星は、千年の花の話を出し、どんな状況となっても、
傍にいることを誓います。
母を殺した土妃への復讐を誓い、
いつか亜国に戻ることを心に決め、黄国へ向かう二人。
黄国では、祖父から冷たい歓迎を受けますが、逞しく過ごす亜姫。
珍しい容姿の薄星が周りからひどい扱いを受けた時には、
賢い返しで相手に自分の過ちをしらしめます。
そんな中、土国が黄国に侵攻してきます。
亜国が同盟国として援軍を出さなかったことで、
亜姫は人質として殺されかけます。
どうせ死ぬのなら、殺されるより先に、
亜国へ行き、復讐をしようと考える二人ですが、
その愚かさを脱獄したところに居合わせた男にとがめられます。
それが、亜国の商人で、二人に学問を施してくれた青徹でした。
土国軍の兵の様子を報告に来た青徹。
青徹の言葉で、生きる道を決めた亜姫。
亜姫は、祖父に、自分を人質として殺すよりも、
自分を軍隊の先頭に出して戦わせてほしいと提案します。
その申し出を受ける祖父。
祖父は、亜姫に自分よりも先に死にぬなと言います。
亜姫を冷たくあしらっているように思えた祖父ですが、
愛情もあったのですね。
そして、いよいよ戦に向かう亜姫と薄星。
二人の運命は?!
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女王の花 まとめ
金色の髪と天色の眼を持つ薄星と、
黒髪で大きな瞳を持つ亜姫が歳を重ねて、美しく成長していく姿に、
ドキッとさせられます。
なかでも、14歳になった姫が、
薄星の髪と眼を誉めるシーンがとても印象的です。
まだまだ壮大な話が始まったばかりという印象の物語。
姫と薄星の運命がどうなっていくのか、ドキドキします。
「女王の花」は13巻まで出ています。
この作品は、成長していく主人公と、
戦国時代の先が読めない戦いにドキドキする作品です!
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