筒井旭先生の「Jumping」を読みました。
引きこもりのヒロインが「馬術」を通して成長していくお話です。
まず、主人公が高校生でも大学生でもなく、
大学受験に失敗したいわばニートで、しかも女の子という珍しさに
目を引かれました。
読んでみた感想は、一言で「面白い」作品。
ありそうであり得ないような絶妙な設定の物語で、引き込まれました。
「Jumping」で検索して下さいね。
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Jumping のあらすじ
ヒロインの大泉蘭(おおいずみらん)は引っ込み思案で、
字が汚いということと勉強ができないということが
コンプレックスの女の子。
子供の頃にクラスメイトにテストの結果や
字について陰口を言われて以来、
友達を作ることもできずにいました。
イギリスからの帰国子女で、
高校時代に出会った唯一の友達・越後屋小百合(えちごやさゆり)のお陰で
蘭は楽しい高校生活を過ごせたものの、
小百合が青森の大学へ行ってしまったことと
自分の大学受験失敗を機に引きこもりのような生活を続けていました。
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Jumping のネタバレと感想
そんなある日、蘭は小百合から青森にきて
一緒に暮らさないかという誘いをうけます。
小百合からの励ましや、
挫折を経験しても頑張っている親戚の話を聞き、
「変わっていないのは私だけだ」と蘭は
青森で一歩踏み出そうと決意するのです。
正直、個人的にはウジウジと悩む主人公というのは
あまり好きではないのですが、
蘭は以外にも行動力があって好感がもてました。
突然青森に行くなんて勇気いりますよね。
勢いで青森まで来てみたものの、
見知らぬ土地や見知らぬ景色、
聞いたことのない方言に圧倒されて早くも気弱になってしまった蘭。
そんな蘭を迎えに来たら小百合は、
動物好きの蘭を自分が所属する大学の馬術部の見学に来ないかと誘います。
そこで初めて実際に馬術を見た蘭は感動します。
馬術部に飼育されている馬で、
気難しく人を乗せるのを嫌がる津軽(つがる)という
馬になぜか気に入られた様子の蘭。
馬術部の誰も乗せなかった津軽ですが、
なんと蘭だけは津軽に乗ることができたのです。
お津軽が蘭を乗せているところを目撃した馬術のコーチから
「うちの大学を受験して、馬術部に入ってくれないか」と誘われた蘭は・・・。
馬術部員で隣に住む雛形(ひながた)くんとの恋模様も気になりますね。
蘭も雛形くんも不器用なキャラクターなので一筋縄ではいかないと思いますが。
それにしても小百合がものすごくいい人ですね。
裏表なく自然体で、自分の気持ちに正直な分わがままにみえるのにいい人で、
見ていて気持ちがいいですね。
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Jumping まとめ
全体的に個性的なキャラクターが多くても、
嫌な役がないというのも良かったです。
過去のトラウマや心の傷に焦点を当てた漫画というのは多いですが、
この作品はあくまでも一つの「スパイス」として
そういった要素を取り入れている感じが強いので、
読んだあと暗い気持ちにならずスッキリとした作品でした。
この作品は現在連載中で、2巻まで出ています。
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