いくえみ綾先生の「ハニバニ!」を読みました。
平凡な女子高生と性格最悪のイケメン、
そして地球外生命体の三角関係を描いたSFラブコメディです。
いくえみ綾先生といえば実写映画化された「潔く柔く」やドラマ化された
「あなたのことはそれほど」を真っ先に思い浮かべます。
どちらの作品もシリアスな雰囲気でどちらかと言えば大人向けな作品なので、
今作のあらすじを読んだときは「え、何この設定」と驚きました。
ですが、読んでいるうちにどんどんその世界に入ってしまい、
すごく面白かったです。
作品自体はかなり前のものなのですが、
古さを全く感じさせずおしゃれな雰囲気でむしろ新鮮な作品でした。
「ハニバニ!」で検索して下さいね。
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ハニバニ! のあらすじ
兎野ちよ(うのちよ)の片思いの相手・椿心(つばきしん)は
イケメンでモテるけれど性格は最悪。
女は取っ替え引っ替えだし、
ちよは椿を見ていただけで「うす気味わるい」などの罵声を浴びせられます。
ちよは時々、「あいつをころしてください」と神様に願うほどでした。
それでもちよは椿のことを嫌いになれず、
密かに「心サマ」と呼んでいました。
ヒーローがやな奴。実話いい人というギャップもなく
性格が悪いという少女漫画は初めて読みました。
新鮮で、これはこれでアリですね。
そんなある日、ちよは傷ついた小鳥を見つけます。
手当しようと小鳥を抱えた時、足がもつれて転んでしまったちよ。
その拍子に草むらで女性といちゃついていた椿と目があってしまいます。
しかも椿に指摘されて気づけば、
転んだときに小鳥を潰してしまっていたのです。
するとその時、突然ちよと椿はまばゆい光に包まれます。
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ハニバニ! のネタバレと感想
そして次の瞬間、気絶してしまった椿。
しばらくして目を覚ました椿は、
ちよの知っている椿ではなくなっていました。
「あなたの『パワー』を借りてこの体になれました」という椿。
実は小鳥の体に乗り移っていた宇宙人が今度は椿の体に
乗り移ってしまったというのです。
恩人であるちよに名前をつけてほしいという宇宙人。
思わず「心サマ」と名付けてしまったちよは・・・。
宇宙人が椿の体を乗っ取り「心サマ」となっている間、
椿は記憶をなくしていて、ちよは「心サマ」と仲良くなっていきますが
椿自身とは相変わらずでした。
ですが、椿も記憶をなくしている間のことをおかしいと思い始め、
ある時気が付いたら千代と一緒にいたことから千代を問い詰め、真実を知ります。
そして秘密を共有する二人は次第に距離を縮めていくのです。
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ハニバニ! まとめ
全体的にコメディ風なのに、要所要所で人間の闇
というか仄暗い感情も描かれているのが「いくえみ綾ワールド」
という感じで良かったですね。
ちょうど続きが気になるところで1巻が終わって、
一気に2巻まで読んでしまいました。巻数的には短めですが、
もっと読んでいたいと感じさせる作品でした。
この作品は全2巻で、完結しています。
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