える子／GSST先生の
「花と遺伝子-15歳の嫁入り!?-」を読みました。
家が貧乏で家庭の事情があり
中卒で就職希望の梓。
なぜか思わぬところから内定通知がきていて…？！
それはなんとあの九条財閥から！？
しかも嫁になって子作り！？
「花と遺伝子-15歳の嫁入り!?-」で検索して下さいね。
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花と遺伝子-15歳の嫁入り!?- のあらすじ
花野梓（15）は女子で唯一の就職希望！の卒業を控えた中学生。
とにかくお給料の高いところを！！という彼女には、
働かない父に代わって下の双子の弟妹を
食べさせてかなきゃいけないという事情を抱えていました。
そんな貧乏と戦う？彼女のもとに、
どういう経緯か先生にもよくわからないけど
是非にという求人がきていました。
その内定通知はなんと財閥の九条家から！
九条家とは…えんぴつからロケットまで、
一族は芸能人から政治家まで著名人を数多く輩出、
就職したい企業ランキング上位ばっかりのスゴイところ。
応募もしてないのになんで？？と思うものの、
校内の求人の中でも断トツに給料いいということで、
とにかくその九条家へ赴く梓。
何だかよくわからないけどあの九条家なら…、
お給料の…双子のためなら何だってやってやるんだから！！
双子の弟妹・誠と愛は、
歳のわりにききわけもよく、
それは家が貧乏で大変だとわかってくれてるから…、
そう思うと誰よりも稼がなきゃ！！と思っている梓です。
今どき珍しい苦労人ですね。
健気なんだけどあまりの境遇に
ギャグにすら思えてしまいます。
出迎えてくれたのは政財界の権力者でもある
九条家当主・九条君高氏。
一緒に連れてきた双子たちをみた氏は、
まっすぐ育っていらっしゃる…
ご両親とお姉様が健やかな方々なのでしょうと好印象。
そして告げられたことは…！
「九条家嫡男・九条薫の嫁になって頂きたい。
そして跡取りを…薫との子を成して欲しい。」
嫁内定？しかも子作り？！
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花と遺伝子-15歳の嫁入り!?- のネタバレと感想
なんでも九条家の家系は代々酷く短命で
医学の進歩も九条の螺旋には追いつけないらしく、
そこで九条家は健康な跡継を生むため
最も優れたかけ合わせが可能な遺伝子を持つ者を抽出し、
配偶者とすることを代々秘密裏に決めている…とか。。。
そこで選ばれたのが梓だというのです。
梓が先日物目当てで受けた九条のチャリティ献血…、
それが検査になっていたんですって（怖）。
今後の君たちの生活の全てを一生九条家が保障する、
家族には何不自由ない快適な生活を九条家内の別邸で、
梓は息子の住むマンションで2人暮らしを…
とこれまたとんでもない好待遇。
子作りを最優先させるため…
弟妹と別れて住むのはためらわれるけど
週末は会っていいと言われたし…でも、
彼氏いない歴＝年齢（忙しくて）で、
初恋もまだの私には少し…荷が重い、と迷う梓。
しかし双子たちに世界でも最高の教育を用意と言われ、
わかりました！とこの話を受けることを決意します。
遺伝子で―それってある意味…運命の相手？！
そんな淡い期待のようなものも抱きつつ。。。
そんなわけでその息子・薫のもとを訪れた梓。
しかし彼は「オレ子供は作らないって決めてるから」
と言い放ち…！？
「丈夫な子を作るために出来た子供なんて…
そんな理由で生まれてきて幸せなの？
愛もなく生まれた子供なんて欠陥だらけに育つだろーし？」
薫の言うことにも一理ありますよね。
かくいう彼も自分の境遇を悲観しており…、
だけど梓に一喝されます。
「大切にされてるのに…“愛を知らない不幸な血筋”と中2病入って
いじけるのはカッコ悪い！」と。
売り言葉に買い言葉、
そこまで言うなら勝負しようともちかけられます。
1ヶ月やるからオレを惚れさせてみなよ、
愛ってやつを教えてよ…と。
一見するとぶっとんだありえない設定の話のようにも思えますが、
愛情云々をけっこう真面目に登場人物達が訴えかけていて、
ちょっと侮れない作品だなと思っちゃいました。
入学した高校での出来事で、
自分も愛じゃなくお金しか見てないと思った梓に、
「双子を想って九条まできた。
それは家族への“愛”じゃないのか？」
そう言った薫の言葉がなかなかぐっときました。
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花と遺伝子-15歳の嫁入り!?- まとめ
自分の“愛”を認めてくれた薫…
彼をもっと知りたいと思い始めた梓…、
二人がこれからどうなっていくのか
とっても気になるところです。
「花と遺伝子－15歳の嫁入り！？－」は3巻まで出ています。
「花と遺伝子－15歳の嫁入り！？－」はぶっとんだ設定ながら
“愛”について真剣に考えてしまうような作品でした！
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